圧倒的な規模の株式市場
「株式投資といえば国内企業の株」というイメージがあるかもしれません。しかし、世界の株式時価総額のうち4割を占める世界最大の市場であり、年金基金など投資のプロの多くが主な投資先としているのは米国株なのを皆さんはご存じでしょうか。
(参照元:岡三証券 外国株式投資の魅力)
過去30年における日米の株式市場を振り返ると、バブル崩壊などにより長期に低迷した日本株と比べ、米国株は世界金融危機などで一時的に下落しても、その都度高値更新を繰り返して9倍以上も価値を高めてきました。
移民も多い米国は現在でも人口増加が続いており、それが労働増加と消費拡大となり、企業利益の拡大に直結し、米国企業全体としての利益は右肩上がりになりやすいのが理由といわれています。
日本では、少子高齢化が深刻化し年金制度に不安が募る中、昨今のコロナ禍で経済的に苦しいと感じる人が増えており、若い世代の間で将来の為に投資をしようと考えている方、もしくは既に投資を始めている方は少なくありません。
(参照元:SBIネオモバイル証券 調査)
そこで本記事では、これから投資を始めたいという方、投資初心者の方に向けて、投資の中でも今注目を集めている米国株投資について、米国株が注目されている理由や日本株との違い、特徴などについて、わかりやすく解説していきます。
米国株が注目されている理由
投資と聞くとまず第一に思い浮かぶのが株式であるという方が多いのではないでしょうか?
上場企業の株式を購入すると、企業に利益が発生した時には、保有している株式の数に応じて配当金を得ることができます。また、企業が成長し株式自体の価値が上がった際には、株式を購入した時よりも高い金額で売却することで利益を得ることができます。
しかし、実際にどの企業の株式を購入すると利益が出るのか、どのタイミングで売却すべきなのかなど、運用面に関して投資初心者では難しいと感じてしまい、同時にリスクも高いと捉えられてしまうことも少なくありません。
そのような中、日本株ではなく、米国株に注目が集まっているのは、次のような理由に他なりません。
● 1989年から株価指数が右肩上がりに上昇し続けている
(参照元:楽天証券「米国株」を選ぶ5つの理由)
● 高配当かつ増配などの傾向
● 少額から取引できる
● 日本円で取引できる
米国株には、上記の他にも様々なメリットがありますので、次回の記事で詳しく掘り下げてご紹介していきます。