いまから米国株

【米国株投資のメリットデメリットとは】米国株投資についてわかりやすく解説|投資初心者必見

#米国株 #いまから… #ハウツー

2022年7月10日

「いまから」編集部

コロナの影響からの回復により米国株が右肩上がりだったため、米国株投資は安泰かと思われていた中、予想以上に長引くウクライナとロシアの戦争などにより、急激な下落が報じられています。

このニュースだけに着目してしまうと、米国株投資でも儲けることはできないのではないかとネガティブに捉えてしまう方も少なくないかと思いますが、株は良くも悪くも値動きがあるものであり、ベテランの投資家からすると、許容範囲内の動きであると言えます。

一方で米国株が下落している裏では、日本株の暴落も起きており、米国株が不調だからと言って、日本株投資にシフトチェンジすれば良いかというとそういうことでもありません。

そこで、本記事では、米国株投資に興味があるけど、最近の世界の情勢を見て本当に投資をしていいかどうか悩んでいるという初心者の方に向けて、メリットデメリットについてわかりやすく解説していきます。

米国株投資のメリット

投資の中でも、米国株投資を選択する方が多い背景には、次のようなメリットが存在するからに他ありません。

● 配当金の高さ

● 小額からの投資が可能

● 日本円での取引が可能

● グローバルな上場企業が多い

本項目では、上記4点のメリットについて解説していきます。

配当金の高さ

日本企業と異なり、米国企業は株主を優先するという主義を持っており、日本と比較して、配当金などが高いという特徴があります。さらに、年間の配当金を毎年増額し続けている銘柄が多く、中には25年以上間連続増配を続けているという銘柄が多数存在しているという点は、大きなメリットであると言えます。

ベクトン・ディッキンソン（BDX）

世界各国で事業を展開するメディカルテクノロジーのリーディングカンパニー。高度な技術を強みに研究、検査・診断、治療分野にいたる様々な領域で医療機器や体外診断用医薬品を提供する。

引用：時短父さんの投資生活

小額からの投資が可能

日本株は、大抵100株単位で購入しなければならないため、最低でも数十万円という資金が必要となるのが当たり前ですが、米国株は1株から購入することができ、数千円-数万円で購入することができるという特徴があります。そのため、比較的少額から投資を行うことができ、リスクや資金を抑えたい方に向いています。

日本円での取引が可能

意外に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、米国株は日本円で取引することもできます。この方法のことを円貨決済と言いますが、ドルへ両替せずに、外国株取引口座を利用して証券会社が円をドルに両替した上で取引を行ってくれることから、スピード感を持って簡単に購入することができます。

グローバルな上場企業が多い

米国を拠点とする企業には、世界で活躍するグローバルな上場企業が多いという特徴があります。認知度の高さだけでなく、優良かつ大きな企業もたくさん存在しており、日本株とはまた違った視点で、好みの銘柄を購入することができるという魅力があるでしょう。

米国株投資のデメリット

米国株投資の様々なメリットについて解説しましたが、もちろんメリットだけでなくデメリットも存在します。

● 上場企業が有名企業ばかりとは限らない

● 英語での情報収集能力が必要

● 日本円で取引する際には為替手数料が発生

投資を行う上では、デメリットにも目を向け、深く理解しておく必要があります。本項目では上記3点のデメリットについて解説していきます。

上場企業が有名企業ばかりとは限らない

米国株の上場企業は、認知度の高い有名な企業や大企業であれば別ですが、新興企業や規模の小さい企業であれば、日本以上に馴染みがないことから、銘柄を選択する際、将来性がわからず、悩んでしまうことになるかもしれません。

英語での情報収集能力が必要

米国株を日本にいながら証券会社を通して購入することは簡単ですが、銘柄を選ぶときの判断材料として、決算情報やどのような理念でどのような事業を行っているのかといったことを調べるためには、企業の公式ホームページなどから情報を得る必要があります。

しかし、当たり前のことですが、日本でも事業を行っているなどという事情でもない限り、大抵は全て英語で表記されており、英語のスキルが高ければ問題ありませんが、そうでない場合、翻訳サイトなどを駆使しつつ手間をかけて情報収集を行わなくてはならないというデメリットがあります。

日本円で取引する際には為替手数料が発生

メリットで解説した通り、日本円で購入することができる米国株は手軽に投資ができますが、日本円で取引を行う場合、為替手数料が発生してしまいます。しかも証券会社が指定する為替レートで両替することになるため、高いレートとなる場合が多いのと、取引が発生するごとにドルを調達するため為替手数料が都度発生してしまうというデメリットがあるので、注意が必要です。