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【投資信託の失敗例】投資信託で失敗したパターンをご紹介!|投資初心者必見

少しでも投資信託について調べたことがある方は耳にしたことがあるかもしれませんが、「レバナス」という言葉をご存知でしょうか。


昨今SNS界隈などでもよく話題となるのがレバナス投資であり、米国株式市場のNASDAQの株価指数にレバレッジをかけることにより、投資を行う投資信託のことを言います。一般的にはNASDAQ100指数の値動きに対し2倍あるいは3倍などのレバレッジ倍率を掛けた値動きとの連動を目指すことであり、指数の動きによってハイリスクハイリターンの運用方法とも言えます。


2021年にはこのレバナス投資が注目を浴び、多くの投資家が実際に運用をしましたが、2022年に入り様々な社会情勢の影響で米国株式市場の下落が続き、100万円だった資産が16万円に減ってしまって大損してしまった人も少なくないのです。


このように、投資信託を行いたいと思っていても、ネガティブな情報を得る度に、尻込みしてしまう方が大半ではないでしょうか。しかし、逆に言えば先輩投資家達の失敗例をたくさん知識として持っていることで、同じ失敗はしにくくなり、リスクマネジメントができるようになるとも言えます。


そこで本記事では、これから投資信託をはじめたいという方のために、失敗例について、たくさんご紹介していきます。


投資信託の失敗例

 

ネット検索をしていると、様々な投資信託の失敗例を目にすることができますが、本項目では特に良くある失敗例をご紹介していきます。


● 自分で情報収集をしなかった

● 販売ランキング上位の商品を購入

● 今が旬の商品を購入

● 身の丈に合わない投資をしてしまった

● 損益がマイナスになった途端すぐに売却してしまった

● 月毎に投資金額を変動してしまった


自分で情報収集をしなかった

ネットではなく実際に証券会社や銀行、郵便局などの窓口に行って商品を購入しようとした際に、営業担当者から勧められる商品をそのまま何も考えずに購入してしまったことで、失敗したという話はよく耳にします。全ての営業担当者がそうとは限りませんが、基本的に顧客目線よりも自社の利益を優先するため、高い手数料の商品を勧められる場合が多く、長期運用していても利益が出ないということがあるため、必ず自分の意思で情報収集を行い、商品を決定しましょう。


販売ランキング上位の商品を購入

投資信託の商品を購入する際、販売ランキング上位にあるものは、他の投資家達も購入しているということだから利益が出るはずと思い、購入したはいいが、結局損をしたという話もよくあります。この場合も、前述の通り営業担当者達が自社の利益優先に販売数を稼いでいる可能性があります。そのためランキングはあくまで判断材料の1つとして捉え、冷静に判断することが大切です。


今が旬の商品を購入

こちらもよくわからないまま今流行しているテーマをそのまま購入してしまい、失敗したと言うパターンです。特に投資信託では、長期運用がメインとなるため、今が旬のテーマのものを購入すると将来技術が革新し流行が変わった際に損する可能性があります。この場合も、10年~20年といった長いスパンで考えた際に本当に長続きするテーマであるかどうかをきちんと見定める必要があるでしょう。


身の丈に合わない投資を行ってしまった

最初のうちは少額投資からはじめたのに、いつの間にか普段の生活費ギリギリの金額を投資に回してしまい失敗してしまったということもよくある失敗例です。生活を切り詰めてまで投資を行っていると、日常生活は問題なくても予期せぬ事故や病気、冠婚葬祭などの行事などで思わぬ出費が必要となった際、お金が足りなくなるだけでなく、場合によってはせっかく投資しているのに条件が整わない状況で売却しなければならないという事態にも陥りかねません。無理のない範囲で、コツコツと投資を行うことが大切です。


損益がマイナスになった途端すぐに売却してしまった

投資信託で失敗したと話す人の多くは、このパターンが多いと言えます。従来投資信託は分散投資であり、長期運用が前提であるにもかかわらず、損益がマイナスになってしまい、損をした=失敗したと考え、その時点で売却してしまうと、元も子もありません。投資信託では、一喜一憂せずに、長期的な目線で捉え、時にはマイナスになっても数年後にはプラスになることをじっと待つ姿勢が大切です。

 

引用:ゼロから始める投資アカデミー


月毎に投資金額を変動してしまった

その月毎の資産の状況により、投資信託に回す金額を変動させてしまって失敗するケースも後を絶ちません。本来、投資信託は生活費を削るのではなく、余剰分の中でやりくりすべきものであるのに、たまたま臨時収入があったからと増額したり、逆に今月は無駄遣いしすぎたから減額したりしていると、安定的な運用ができません。


もし当初の投資金額より増額もしくは減額したい場合には、月毎の短いスパンではなく、大きな単位例えば年毎や、何か転職などの大きなイベントがある時など節目節目で実行することが大切です。


まとめ

投資信託の失敗例について、本記事では、これから投資信託をはじめたいという方のために、失敗例をたくさんご紹介してきました。


先輩投資家達の失敗を目にすると自分も失敗するのではないかと不安になるかもしれませんが、少額投資で長期運用ということを念頭におき、過去の失敗例と同じ行動をとらないようなリスクマネジメントを行うことで、安定的な投資信託の運用を図ることができるでしょう。


次回は【投資信託の税金】について、深く掘り下げて解説していきますので、ぜひご覧ください。


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