株に投資してみたいが、どの株を買ってよいのかわからないという人は多いと思います。【いまから銘柄選び】では、投資を始めようと考える人たちに向けて、様々なアプローチの銘柄選びの方法をご紹介します。
第4回は銘柄スクリーニングを使用して10万円以下で買える銘柄を探します。
最重要項目(終値)の設定
今回もトレーダーズ・ウェブの銘柄スクリーニングを使用します。トレーダーズ・ウェブの銘柄スクリーニングのページには、以下のように37の項目があります。
今回は10万円以下で購入できる銘柄を探しますので、「03:終値」が一番重要な項目になります。
以下は「03:終値」です。左のチェックボックスにチェックし、1000円以下と入力しました。さらに、右のチェックボックスもチェックを入れています。右のチェックボックスはスクリーニング結果に表示したい場合に選択します。
2018年10月1日に内国株式の売買単位が100株に統一されましたので、1000円×100株=10万円となります。したがって、終値が1000円以下の株は10万円以下で購入できるということです。
定番スクリーニングを活用
トレーダーズ・ウェブの銘柄スクリーニングには以下の定番スクリーニングがあり、そのなかに10万円以下という項目があります。
定番スクリーニングの「10万円以下」をクリックしOKボタンを押すと、以下の項目が自動で入力されます。
最重要項目である「03:終値」はもちろんですが、「35:売上高成長率」や「36:経常増益率」も検索条件に入っています。10万円以下の銘柄から、売り上げや利益が伸びている会社を抽出することを目的としています。
スクリーニング結果と条件追加
定番スクリーニングの「10万円以下」で検索した結果、該当する銘柄は229件(2022/10/13 更新時点)となりました。このなかから面白そうな銘柄を探していってもよいのですが、少し数が多いように思います。ここで条件を1つ追加したいと思います。
定番スクリーニングの「10万円以下」の4つの設定項目に「28:時価総額」を追加しましょう。今回は以下のように時価総額を500億円以上と設定してみます。
まとめると以下の5つを設定してスクリーニングすることになります。
結果は27銘柄(2022/10/13 更新時点)が抽出されました。以下は抽出された27銘柄を経常増益率の高い順に並べたものです。なお、1位となった住友理工の経常増益率は表示上限に達しており、999.9%となっています。実際の経常増益率(会社予想比)は23.3倍と大幅な増益を見込んでいます。
最後に
今回は10万円以下で購入でき、さらに売り上げや利益が伸びてる銘柄の選び方を紹介しました。ここから各設定項目の数値を変化させたり、配当利回りを追加したりとアレンジするのもよいでしょう。スクリーニングをお宝さがしと考え、楽しんでいただきたいと思います。