ここ数年は「生成AI」が特に注目されるテーマとして、株式市場でも関連銘柄の株価が大きく上昇しました。日本においても「ChatGPT」を含めたツールを使っている人、その話をしている人が格段に増えた印象です。特に「YouTube」などの動画配信サイトやSNSでは生成AIを使った動画や画像が溢れており、日常生活、娯楽の中にも広く浸透しています。
生成AIは黎明期から早々に成長期へと移り、物事が進むペースは非常に速いと感じます。あまりにも急速に拡大しているため、AIというテーマの消費があっという間に終わってしまうではないか?と心配もしていましたが、それは杞憂のようです。
このところでは、「フィジカルAI」といったテーマが話題であり、どういう内容かというと「ロボットや自動運転車などの自律マシンが現実の世界を認識、理解して、複雑な行動をできるようになる」ことになります。

イメージ的には「ドラえもん」や「鉄腕アトム」などが近いかもしれません。今回は「フィジカルAI」と投資チャンスについて考えていこうと思います。
「フィジカルAI」が話題になったきっかけ
「フィジカルAI」といったワードは、エヌビディアのジェンスン・ファンCEOがテクノロジー見本市「CES 2025」で言及したことが広まったきっかけのようです。
ちなみにロボットが現実世界で起こる不測の事態に対応するには、バーチャル空間で大量の訓練を行う必要があるとのこと。現実を模したバーチャル空間を展開するには高度な画像処理半導体(GPU)が必要なので、ファン氏としてはこれからもGPUの需要が続くことを伝えたいのかもしれませんね。

産業界ではすでにファクトリーオートメーション(FA)といったように自動化がすすめられています。ロボットアームが部品を運ぶ、溶接するといったシーンを見たことがあると思います。物流倉庫でも自動仕分けロボットが導入されるなど、すでにロボットは現代社会に欠かせない存在です。
ただ、現状のロボットはプログラムに基づいて正確な動きを繰り返すことがメインなので、自らが考えて何かをするといったことはしません。もし「フィジカルAI」が実現すれば、肉体労働がロボットに置き換わる可能性が出てきます。特に、人手不足が深刻な建設現場、介護などには救世主となり得る存在といえます。
ロボット作りには日本企業が活躍?
現代において、世界的な革新を起こす技術のパイオニアは大体がアメリカです。ほとんどの人がマグニフィセント7(グーグル親会社のアルファベット、アップル、メタ、アマゾン、マイクロソフト、テスラ、エヌビディア)の何かしらのサービスを利用したことがあるはず。
ただ、これらの企業が作る製品やサービス、保有する生産拠点などには日本企業が手掛ける製造装置、部品、素材が数多く使われています。半導体製造工程においても世界トップシェアの日本企業は数多く存在しており、該当企業のどこかしら1社が欠けるだけでも大問題です。

ロボット製造においても同じようなことが言えるので、今後欠かせない存在となり得る銘柄を探してみると面白いかもしれません。上の銘柄はフィジカルAIがテーマとなりそうな銘柄の一例です。おそらく探せばたくさんあると思いますので、ぜひ自分の推しを探してみてください。
 
        
      
       
           
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                


