コモディティという世界

第52回「トレード準備 まずは口座開設」

日経平均、33年ぶり高値 我が家への恩恵ナシ

 

今週、東京株式市場では日経平均株価が一時3万3753円と1990年3月以来33年ぶりの高値を更新しました。足もと、株価の上昇に弾みが付いています。



また、日銀が週明け3日に公表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)では企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業・製造業でプラス5と前回調査から改善。企業の景況感の改善も顕著になっています。

また、短観では企業の物価見通しの鈍化が示されたことで、日銀による大規模緩和策が続くとの見方が広がり、「年末3万6000円」との声や「見えてきた4万円」との記事が見受けられます。個人的は「40男『退職しても勝つ』」との某雑誌のフレーズに惹かれました。

 

ただ、不思議なことに「我が家」への恩恵はほぼなし。歴史的な物価高&円安で家計への負担が増えていることが背景にあると思われます。

ある試算では「今年度の家計負担は一昨年よりも平均20万円程度増える」と言われており、これからさらに生活が苦しくなる可能性もあります。

 

 

 

家計負担の増加分くらいはトレードで!

 

当コラムでは今後、金や原油などコモディティをトレードし、売買のタイミングや結果などを公開していこうと思います。せめて「家計負担の増加分くらいはトレードで!」との思いを込めてただし、大人の事情でデモ口座になります。

 

口座を開く証券会社は「IG証券」です。同社はロンドンに本拠地を構え45年以上の歴史を持つ金融サービスプロバイダー。FXや個別株、株価指数、債券、商品(コモディティ)など多様な資産クラスをワンストップで提供中しています。

 

「IG証券」を使用することで、必然的にトレードは「CFD取引」になります。

CFD=差金決済取引とは、取引開始時点から取引終了時点に発生した差額分を決済する取引であり、ポジションをオープン(保有)してクローズ(決済)したことにより生じるオープン価格とクローズ価格の差金が損益となります。

 

「IG証券」のCFDでは個別株や債券、コモディティなど1万7000種類以上の銘柄があり、1つの取引システムで取引が可能性となっています。これは私たち投資家にとっては大きなメリットになります。ほぼすべての金融商品が網羅されているため、チャンスがあればタイミングを逃さず、売買が可能となります。

 

また、CFDのもう一つのメリットである「レバレッジ」。CFD取引はレバレッジ取引となるため、ポジション総額のうちのごく一部を預け入れることによりポジションを保有することができます。そのため、資金を最大限に活用することが可能です。これについては、先物取引やFX取引とほぼ同じ。先物・FX経験者は馴染みがあるかと思います。

 

なお、「IG証券」はエネルギーや貴金属、農産物など幅広いコモディティ銘柄を提供しています。また、原油や金など主要な商品については「円建て」銘柄もあるようです。さらには、商品CFDだけでなくバイナリーオプションでも金、銀、原油先物をトレードすることが可能性です。

 

 

IG証券ホームページより商品取引の主な取扱銘柄



 

今ならお得なキャンペーンも

 

「IG証券」では様々なキャンペーンやプログラムを実施しているようで、現在は「選べる新規口座開設キャンペーン(新規顧客向け)」があるようです。期間は2023年7月1日~8月31日」。

 

IG証券ホームページより現在開催中のキャンペーン、プログラム 


1つはIG証券のTwitterをフォローしたうえで、新規口座開設と入金&取引条件クリアすると、「最大5万円のキャッシュバック」となるようです。もう1つは「取引量連動型キャッシュバック・プログラム」で、これはエントリー不要。FXや株価指数、商品、個別株(米国株式のみ)、ノックアウト・オプションの月間総取引量に応じた上限なしのキャッシュバックプログラムとなっています。

 

とはいえ、デモ口座の私には関係がないようです。




この連載の一覧
「価格推移へのコメント」を担って実感したプラチナの価値
第54回「小麦の国際価格、急伸 今後もロシア・ウクライナ関連ニュースに注目」
第53回「米国のインフレ鈍化鮮明に 株価は上昇・コモディティは反発傾向」
第52回「トレード準備 まずは口座開設」
第51回「金(ゴールド)、価格調整進む 3カ月半ぶり安値」
第50回「穀物相場は反発傾向 各国中銀は相次ぎ利上げ」
第49回「NY金相場は反発 FRBのタカ派姿勢はブラフ(はったり)!?」
第48回「小麦の国際価格、下げ渋り 2年半ぶり安値から戻す」
第47回「米国株相場は堅調 ただコモディティ関連ETFを見てみると」
第46回「ゴールドマン、コモディティ相場に強気見通し」
第45回「金(ゴールド)、再び2000ドル割れ」
第44回「小麦の国際価格、下落継続 2年ぶりの安値」
第43回「国内外の金(ゴールド)価格、伸び悩み 底堅い基調は続く?」
第42回「原油価格、今週は下落 100ドル突破の声と下落継続の声」
第41回「国内ガソリン価格、4週連続値上がり! 軽油も灯油も値上がり!」
第40回「原油価格、急反発 先行きに強気な見方多い」
第39回「金(ゴールド)、2000ドル近辺で高止まり マーケットの不安は本当に薄れたのか?」
第38回「金(ゴールド)、2000ドルの大台を突破!!! 約1年ぶり高値」
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第32回「WTI原油先物、しばらくは横ばい推移か!?」
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為替情報部 アナリスト

中村 知博

鹿児島出身。2007年国際金融情報サービス会社に入社。 外国為替取引会社・金融機関への24時間リアルタイム金融情報サービスの為替記者として従事。市場動向や見通しなどを解説する動画サービスの業務も経験。 2017年にDZHフィナンシャルリサーチに入社。

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