「PayPay」ユーザーが5000万人を突破
今年8月、「PayPay」の登録ユーザーが5000万人を突破とのニュースが報じられました。
PayPay株式会社のプレスリリースによると、2018年10月より開始されたキャッシュレス決済サービス「PayPay」は4年経たないうちに登録ユーザーが5000万人を超え(2022年8月時点)。日本の人口の約2.5人に1人が利用している計算に。まさしく社会インフラとしての地位を確立したと言っても過言ではありません。
出典:PayPay株式会社
こうなっては、キャッシュレス決済サービスを頑なに拒否してきた私も「長い物には巻かれろ」精神で、「PayPay」デビュー。1月から始まった「マイナポイント第2弾」(マイナンバーカードの取得で最大5000円分、健康保険証の利用申込と公金受取口座の登録で最大1万5000円分のポイントが付与)されることもあって、すごすごと「PayPay」にユーザー登録し、2万円分のポイントをゲットすることが出来ました。
「PayPay」にユーザー登録し、使ってみた感想としては「非常に便利」ということ。スマホさえあれば、現金やクレジットカードも持ち歩く必要がありません。便利すぎて付与された2万円分のポイントはあっという間になくなってしまいました。
ポイントで資産運用(疑似体験)
さて、この「PayPay」では「ポイント運用」として、投資の疑似体験ができるサービスを行っています。通常の投資と同じく、元本保証がないため資金が減るリスクはありますが、付与されたポイントを使って投資することが出来るのは非常に面白い試み。
「投資は余裕資金で」「売り買いは腹八分」など、有用な投資の格言に照らし合わせても「ポイント」で運用してみる、というのは理にかなっているのかもしれません。
この「PayPayポイント運用」を詳しく見てみると、始め方は非常に簡単。ID登録や口座開設などの手続きは一切不要。持っているPayPayポイント(1円から可能)から好きな金額で疑似運用体験ができ、いつでも出し入れ自由。運用中残高から引き出し(交換)でPayPayポイント残高にチャージ(交換)ができます。
運用銘柄は以下の4つ。
★金(ゴールド)コース・・・金で運用するETF(SPDR Gold Trust)の価格に連動するコース。以下、GLD。
★スタンダードコース・・・米国を代表する複数企業に分散して運用するコース(SPDR S&P500 ETF)。以下、SPY。
★テクノロジーコース・・・ベンチャー企業向けの株式市場として有名なナスダック市場で、最も代表的な100企業に分散して投資するコース(INVESCO QQQ TRUST)。以下、QQQ。
★チャレンジコース・・・米国を代表する複数企業の株価に連動して3倍上下するコース(DIREXION S&P 500 3X)。以下、SPXL。
なお、PayPayサイト内でのコース紹介では「長期運用向け」「大きな変動は少なく」との文言がありますが、当該記事では省かせて頂きました。どのような金融商品でも「常にリスクはある」のは当然ですし、運用開始時期によって相場環境はがらりと変わってきますので。
例えば、下のチャートはGLD、QQQ、SPY、SPXLの過去1年の比較チャートです。縦軸は値動きの比率になります。
出所:Yahoo Finance
単純に1年に投資した場合は4つの銘柄はすべてマイナス。GLDは5%程度の下げですが、SPXLはなんとマイナス50%超え。資金は半分になってしまいます。QQQとSPYも20%を超すマイナスです。
もちろん、毎月決まった額(ポイント)を投資したり、かなりの長期間投資を続けたりする場合はこのような極端な結果にはならないと思います。ただ、「絶対にそうならないわけではない」ことに留意しておくべきでしょう。
なお、「PayPayポイント運用」は2020年4月に開始されたサービスです。この期間の比較チャートを見てみると以下の通りです。
出所:Yahoo Finance
GLDはほぼ横ばいの2%程度の下げ、SPXLはなんとプラスの67%とかなり優秀な成績。QQQは31%超で、SPYは8%超のプラスとなっています。金以外はかなり優秀な成績と言えるでしょう。
ゴールドコース誕生記念 キャンペーンでポイントGET
*PPSCインベストメントサービス株式会社
なお、今月16日までの期間限定で「ゴールドコース誕生記念」700万円相当を山分けして運用中残高(運用ポイント)にポイントを付与するキャンペーンが行われています。「ポイント運用」のサービス利用規約に新規同意するだけで対象になるようです。すでに利用規約に同意済みの方はキャンペーン対象外です。
1万円相当が100名、1000円相当が1000名で、1人につき1回のみの適用となるようですので、まだの方は「チャレンジの価値あり」ではないでしょうか。
*PPSCインベストメントサービス株式会社