2025年の第2次トランプ米政権(2025年~2028年)でのドル円は、エリオット波動での「第4調整波動」による「三角保ち合い」を予想します。
現状のドル円は、2024年7月の高値161.95円を頭とする「ヘッド・アンド・ショルダー」を形成中であり、月足ベースのネック・ライン(※140.25円~139.58円~4月:139.06円~5月138.98円)に接近しています。
4月22日には139.89円まで下押ししましたが、ネック・ラインには届きませんでした。
ドル円のエリオット波動分析では、第4調整波動のX波動を形成中だと思われます。
ヘッド・アンド・ショルダーが完成した場合、三角保ち合いの起点である127.23円付近までの続落が想定されます。
今週は、X波動を形成中との相場観を念頭に置き、戻り売りスタンスで臨みながら、ネック・ライン割れには追撃売りで臨みたいと思います。
【戦術(2025年5月20日週)】
ドル売り:@145.00円&146.00円 ⇒ ストップロス@147.00円
1.エリオット波動
・第1波動:75.32円-125.86円(+50.54円)
・第2波動:125.86円-101.19円(▲24.67円 半値押し)
・第3波動:101.19円~161.95円(+60.76円)
・第4波動:161.95円~126円(※第4波動と第1波動は重ならない)
※三角保ち合い(127.23円~161.95円)を形成中
A波動;161.95円~139.58円
B波動:139.58円~158.87円
C波動:158.87円~139.89円
X波動:139.89円~148.65円・・・・・・
・第5波動:126円~175.50円
2.ファンダメンタルズ要因
■ドル売り・円買い要因
・米国債格下げによるドル離れの可能性
・米連邦公開市場委員会(FOMC)年内2回の追加利下げ(3.75-4.00%)
・米国貿易赤字削減:関税からドル売り誘導「マールアラーゴ合意?」へ
■ドル買い・円売り要因
・日銀のハト派的据え置き⇒リセッションリスクで利下げ観測台頭