ポンドドルは、長期的には2007年11月の高値2.1161ドルを起点とする長期下落トレンドを形成しつつ、「三角保ち合い」を形成しています。
中期的には、下落トレンドの第3波動で2022年9月に1.0356ドルでまで下落した後の調整第4波動を形成中です。
短期的には、調整第4波動の終点、すなわち、最終第5波動の始点を模索する展開となっています。
現状は、中期的には、1.3142ドル(2023/7高値)を頭とする「ヘッド・アンド・ショルダー」を形成しており、ネック・ラインは1.2308ドルに位置しています。
短期的には、三角保ち合いの上辺付近で、1.2801ドルを頭とする「ヘッド・アンド・ショルダー」を形成しています。
今週は、ヘッド・アンド・ショルダーのネック・ラインの下抜けを待ちながら、戻り売りスタンスで臨みたいと思います。
【戦術(2024年6月4日週)】
ポンドドル売り:@1.2800ドル ⇒ ストップロス@1.2900ドル
ファンダメンタルズ分析でのポンド売り材料としては、8月のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)での利下げ開始の可能性となります。
7月4日に総選挙が行われるため、6月20日のMPCでの利下げ開始観測は選挙後に先送りされました。
リスクシナリオは、労働党が政権を奪還した場合、欧州連合(EU)への復帰の可能性が高まることになります。