ポンドドルは、長期的には2007年11月の高値2.1161ドルを起点とする長期下落トレンドを形成しつつ、「三角保ち合い」を形成しています。
中期的には、下落トレンドの第3波動で2022年9月に1.0356ドルでまで下落した後の調整第4波動を形成中です。
短期的には、調整第4波動の終点、すなわち、最終第5波動の始点を模索する展開となっています。
現状は、短期的に、1.3434ドル(9/26高値)を頭とする「ヘッド・アンド・ショルダー」を形成しており、ネック・ラインは1.3002ドルに位置しています。
また、弱気の乖離(ベアリッシュ・ダイバージェンス)やボリンジャー・バンドの下落トレンド開始を示唆する「ヘッド・フェイク」が出現しており、MACD(移動平均収束拡散法)でも売りシグナルが点灯しています。
【戦術(2024年10月16日週)】
ポンドドル売り:@1.3100ドル ⇒ ストップロス@1.3200ドル
ネック・ライン1.3000ドル割れでは追撃売り、ストップロスは@1.3100ドル
ファンダメンタルズ分析でのポンド売り材料としては、11月7日のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)での追加利下げの可能性となります。
ガーディアン紙は「ベイリー英中銀総裁、より積極的な利下げの可能性を指摘」と報じていました。