ドル円は、ドル高・円安8年サイクルにより、2023年11月13日の高値151.91円で、当面の高値を付けた可能性が高まりつつあります。
短期的には、ダブル・トップ(151.72円・151.91円)、中期的にもダブル・トップ(151.95円・151.91円)が完成していますが、現状は「トリプル・トップ」を形成しつつあります。
次回のドル高・円安8年サイクルは2031年での160.35円~175.50円を予想しておきます。
そして、エリオット波動では最終第5波動で「斜行三角形」を完成させ、目標値137.25円が点灯しています。
トリプル・トップになるには、ボリンジャー・バンドの転換シグナル「ヘッド・フェイク」を待つことになります。すなわち、ボリンジャー・バンド+2σが上昇したにも関わらず、価格が反落した場合となります。
【戦術(2024年2月26日週)】
ドル売り:@151.00円 ⇒ ストップロス@152.00円、利食い@140.00円
本邦通貨当局による2022年のドル売り・円買い介入は、市場の間隙を縫う形で実施されました。
■9月22日(木)の第1弾の円買い介入(2兆8382億円)
・介入時間帯:日本時間17時半頃(アジア・東京勢が退場し、欧州勢が参入し始めた頃)
・IMM円売り持ち高:116047枚(※9/20)
・ドル円:高値145.90円から安値140.36円まで、5.54円(3.8%)下落した。
・ボリンジャー・バンド+2σ:146.12円
■10月21日(金)の第2弾の円買い介入(5兆6202億円)
・介入時間帯:日本時間23時半頃(欧州勢が退場し、NY勢が参入し始めた頃)
・IMM円売り持ち高:124919枚(※10/18)
・ドル円:高値151.95円から安値146.23円まで、5.72円(3.8%)下落した。
・ボリンジャー・バンド+2σ:150.39円
■10月24日(月)の第3弾の円買い介入(7296億円)
・介入時間帯:日本時間8時半頃(東京勢が参入し始めた頃)
・IMM円売り持ち高:140197枚(※10/25)
・ドル円:高値149.71円から安値145.56円まで、4.15円(2.8%)下落した。
・ボリンジャー・バンド+2σ:150.69円