ドル円の一目均衡表でのテクニカル分析は、依然として三役好転の強い買いシグナルが点灯しています。攻防の分岐点である転換線は、148.80円に位置して支持線となっています。しかしながら、相対力指数(RSI)では、反転シグナルである「弱気の乖離(ベアリッシュ・ダイバージェンス)」を形成しつつありますので、売りで臨みます。
【戦術(2023年10月10日週)】ドル売り:@149.50円 ⇒ ストップロス@150.50円
■「弱気の乖離(ベアリッシュ・ダイバージェンス)」
ドル円の高値が145.07円から150.16円まで更新されたにも関わらず、オシレーター系指標(逆張り指標)の相対力指数(RSI)が、高値を更新できていないことで、上昇エネルギーの枯渇とみなし、売りシグナルになります。
■エリオット波動
第1波動:75.32円-125.86円(+50.54円)
第2波動:125.86円-101.19円(▲24.67円 半値押し)
第3波動:101.19円~151.95円(V計算値)
第4波動:151.95円(※三角保ち合い・・底辺:126.36円-151.95円)
■ドル高・円安8年サイクル
ドル円は8年サイクルで高値を付けており、以下の2つのシナリオがある。
1)2022年10月の高値151.95円で終了とのシナリオ
2)2023年に152.70円(V計算値=125.86円+26.84円)付近でピークアウトするとのシナリオ
・1974年:306.90円
・1982年:278.50円
・1990年:160.35円 (※1989年消費税3.0%)
・1998年:147.64円 (※1997年消費税5.0%)
・2007年:124.14円 (※2006年から1年ずれ)
・2015年:125.86円 (※2014年消費税8.0%)・・・2007年の高値に対応
・2022年:151.95円 (※2019年消費税10.0%)
・2023年:152.70円