ポンドドルは、2007年11月の高値2.1161ドルを起点とする長期下落トレンドを形成しています。
中期的には、下落トレンドの第3波動で2022年9月に1.0356ドルでまで下落した後の調整第4波動を形成中です。
短期的には、調整第4波動の終点、すなわち、最終第5波動の始点を模索する展開となっています。
現状は、1.3142ドル(2023/7高値)を頭とするヘッド・アンド・ショルダーを形成しており、ネック・ラインは1.2308ドルに位置しています。
長期下落トレンドの抵抗線は、1.2900ドル付近に位置しています。
今週は、日足一目均衡表・転換線1.2664ドルや雲の上限1.2670ドルを念頭に置き、戻り売りスタンスで臨みたいと思います。
【戦術(2024年2月5日週)】
ポンドドル売り:@1.2700ドル ⇒ ストップロス@1.2800ドル
2024年2月1日、イングランド銀行(英中央銀行)は、政策金利を約16年ぶりの高水準である5.25%に据え置きました。
金融政策委員会9人のうち6人が据え置き(5.25%)に賛成、ハスケル委員とマン委員は5.50%への0.25%の利上げを、ディングラ委員は5.00%への0.25%の利下げに票を投じました。
委員が利上げと利下げを同じ会合で求めたのは、世界金融危機の初期だった2008年8月以降で初めてとなります。
ピル英MPC委員・チーフエコノミストは「問題は、『(if)利下げするかどうか』ではなく『(when)いつ利下げするか』だ」と述べています。
■タカ派
・ハスケル委員(46会合):利上げ主張18回・利下げ主張5回
・マン委員(20会合):利上げ主張18回・利下げ主張0回
■ハト派
・ディングラ委員(12会合):利上げ主張2回・利下げ主張1回