ユーロ/スイスフランは、一目均衡表では、三役逆転の売り時代に入っており、中期的な支持線を下抜けていますので、下落トレンドを形成しています。
ファンダメンタルズ分析では、欧州議会選挙でユーロ懐疑派の極右勢力が躍進し、フランスでは総選挙が実施されることになりました。
ブレグジット(Brexit:英国の欧州連合からの離脱)と同様の欧州連合(EU)からの離脱、すなわち、フレグジット(Frexit:フランスの欧州連合からの離脱)の可能性に警戒しておきたいと思います。
また、11月の米大統領選挙で、トランプ第47代米大統領が誕生した場合、ウクライナ支援の停止と北大西洋条約機構(NATO)からの離脱を示唆していますので、EUには悪材料となります。
【戦術(2024年6月18日週)】
ユーロ/スイスフラン売り:@0.9600 CHF
ストップロス:@0.9700 CHF
利食い:@0.9300 CHF
ユーロ/スイスフランのテクニカル分析は「売り示唆」、ファンダメンタルズ分析は「売り示唆」となっています。
■テクニカル分析:
・一目均衡表:三役逆転
・ストキャスティック:売りシグナル
・ボリンジャー・バンド:-2σを下抜け
■ファンダメンタルズ分析:売り示唆
ユーロ/スイスフランのファンダメンタルズ分析での売り材料は以下の通りです。
・欧州中央銀行(ECB)によるタカ派的な利下げ開始
・欧州議会選挙での右傾化⇒ユーロ統一機運の後退懸念
・ウクライナでの戦争の泥沼化⇒スイスフランの買い