NZドル円は、長期上昇チャンネルを形成していますが、短期的には、日足一目均衡表の雲の中で弱含みに推移しています。
そして、MACD(移動平均収束拡散法)や相対力指数(RSI)では、売りシグナルが点灯しています。
【戦術(2024年7月22日週)】
NZドル円売り:@95.00円⇒ ストップロス@96.00円
NZドルのファンダメンタルズ分析での売り材料は以下の通りです。
・ニュージーランド中銀がタカ派姿勢を後退・・・年内3回程度の利下げ観測
ニュージーランド中銀は7月10日の定例会合において政策金利を8会合連続で5.50%に据え置きました。足下のインフレ率は依然中銀目標を上回る推移が続いていますが、中銀は足下の抑制的な政策スタンスがインフレ鈍化に繋がっていることを好感するとともに、年後半には目標域に回帰するとの見通しを示しています。
円のファンダメンタルズ分析での買い材料は以下の通りです。
・日本銀行が国債買い入れの相当額の減額&追加利上げの可能性
※日銀は減額計画の決定に際し、柔軟性は残しつつも「予見可能性」をより重視する模様
※7月9-10日:債券市場参加者会合
■減額の幅(月額6兆円・・6月は5.6兆円規模)
・最終的には買入れはゼロにすべき
・月間2~3兆円程度の買入れとすべき
・月間4兆円程度の買入れは継続すべき
■減額のペース
・一定額を速やかに減額すべき
・一定額を速やかに減額した後、段階的に緩やかな減額をすべき
・2年程度かけて徐々に減額を行うべき
※7月30-31日:日銀金融政策決定会合
■減額の幅・・・相当額=半額か?
■追加利上げ・・・7月会合は見送りの可能性
バランスシート縮小政策(QT)を提示した後、9月会合で利上げの可能性?