加ドル円は、中期的には、変則的な「三角保ち合い」を下放れする可能性が高まりつつあります。
短期的には、日足一目均衡表の三役逆転で、強い売りシグナルが点灯しています。
そして、MACD(移動平均収束拡散法)や相対力指数(RSI)でも、売りシグナルが点灯しています。
【戦術(2024年12月9日週)】
加ドル円売り:@107.00円⇒ ストップロス@108.00円
加ドルのファンダメンタルズ分析での売り材料は以下の通りです。
・カナダ銀行(BOC)の追加利下げスタンス(11月カナダ失業率:6.8%)
・トランプ関税の矢面
「カナダやメキシコからの犯罪や薬物の流入が止まるまで両国からのすべての輸入製品に25%の関税を課す」
※トランプ次期米大統領
「カナダは貿易や移民の問題に対処しないことで生じる高い関税で経済が疲弊するのであればアメリカの51番目の州になるべきだ」
円のファンダメンタルズ分析での買い材料は以下の通りです。
・日本銀行の追加利上げ観測(0.25%)⇒金利の壁0.50%~中立金利水準1.00%
※植田日銀総裁
「追加利上げの時期は、データがオントラック(想定通り)に推移しているという意味では近づいている」
・第2次トランプ米政権でのドル安・円高圧力の可能性
※トランプ次期米大統領
今年4月に、ドル円が34年ぶりの高値を更新して154円台に乗せた際に、「アメリカの製造業にとって大惨事」と述べています。