ユーロ円は、2024年7月11日に175.43円まで上昇し、1999年1月のユーロ誕生後の高値を更新しました。
ユーロ誕生前の高値(ドイツマルクやフランスフランから算出)285.50円から誕生後の安値88.93円までの下落幅の半値戻しは187.26円です。
長期的には、この175.43円を頭とする「ヘッド・アンド・ショルダー」を形成しています。
ネック・ラインは、以下の通りです。
1)154.46円(2023年10月安値)~154.42円(2024年8月安値)
2)153.23円・・・目標値131.03円が点灯
日足一目均衡表では、「三役逆転」の強い売りシグナルが点灯し、ストキャスティックでも売りシグナルが点灯しています。」
【戦術(2025年3月4日週)】
ユーロ円売り:@158.00円⇒ ストップロス@160.00円
ユーロのファンダメンタルズ分析での売り材料は以下の通りです。
・ユーロ圏がリセッション(景気後退)に陥る可能性
・欧州中央銀行(ECB)の追加利下げの可能性
※ターミナルレート(利下げの最終到達点)=中立金利水準(1.75~2.50%)
・ウクライナでの戦争の泥沼化
・欧米貿易戦争
円の買い材料は、以下の通りです。
・日本銀行の追加利上げの可能性
※ターミナルレート(利上げの最終到達点)=1.00-25%