ポンドドルは、長期的には2007年11月の高値2.1161ドルを起点とする長期下落トレンドを形成しつつ、「三角保ち合い」を形成しています。
中期的には、下落トレンドの第3波動で2022年9月に1.0356ドルでまで下落した後の調整第4波動を形成中です。
短期的には、調整第4波動の終点、すなわち、最終第5波動の始点を模索する展開となっています。
現状は、中期的には、1.3142ドル(2023/7高値)を頭とする「ヘッド・アンド・ショルダー」を形成しており、ネック・ラインは1.2308ドルに位置しています。
短期的には、ボリンジャー・バンドの下落トレンド開始を示唆する「ヘッド・フェイク」が出現しており、MACD(移動平均収束拡散法)でも売りシグナルが点灯しています。
【戦術(2024年7月29日週)】
ポンドドル売り:@1.2900ドル ⇒ ストップロス@1.3000ドル
ファンダメンタルズ分析でのポンド売り材料としては、8月1日のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)での利下げ開始の可能性となります。
また、労働党が政権を奪還したことで、財政赤字への警戒感が高まっていることも、売り材料です。