NZドル円は、2024年7月の高値99.04円を頭とするヘッド・アンド・ショルダーを形成中です。
MACD(移動平均収束拡散法)、相対力指数(RSI)、一目均衡表(※三役逆転)などでは、売りシグナルが点灯しています。
【戦術(2025年2月25日週)】
NZドル円:@86.00円⇒ ストップロス@88.00円
■NZ準備銀行(RBNZ)
2月19日、NZ準備銀行(RBNZ)は、3会合連続で0.5ポイントの利下げを決定し、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を4.25%から0.5ポイント引き下げて3.75%にしました。
オアRBNZ総裁は、経済が予測通りなら4月と5月に0.25ポイントずつ利下げすると言及し、OCR3.75%は中立金利の水準の最上限と述べています。
■日本銀行
日本銀行は、政策金利を0.50%まで引き上げています。
そして、田村日銀審議委員が1.00%程度までの利上げを示唆しました・
「2025年度後半には、少なくとも1%程度まで短期金利を引き上げておくことが、物価上振れリスクを抑え、物価目標達成のうえで必要」
「政策金利を現状の0.5%から0.75%へ引き上げたとしても、引き続き物価上昇を考慮した実質金利は大幅にマイナスであり、経済を引き締める水準にはまだ距離がある」
さらに、高田日銀審議委員も「物価の上振れや金融が過熱するリスクを踏まえ、ギアシフトを段階的に行っていく視点も重要だ」と述べています。
オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場では、5月の日銀金融政策決定会合で0.75%の追加利上げ観測が高まっています。