ドル円の短期的なテクニカル分析は、依然としてドル高・円安を指向しています。
しかしながら、三角保ち合いの上値抵抗線(151.95円⇒145.07円)付近に到達しましたので、中期的なパターン分析から、途転売りポジションへ転換しています。
すなわち、142.00円でドル買いでエントリーしたポジションは、144円で途転売り持ちに転換し、反落を待つことにします。
上値の目処は、151.95円から127.23円までの下落幅の76.4%戻しである146.12円程度までと想定しておきます。
【戦略(2023年8月15日週)】
1)ドル買い持ち:@142.00円 ⇒ ストップロス@141.00円(※転換線:140.98円)
2)途転売り持ち:@144.00円(持ち値146.00円)⇒ストップロス@146.00円
1.8月は円高アノマリー=15日は米国債償還・利払いの円転
ドル円相場の8月の月足は陰線(ドル安・円高)となる傾向がありますが、要因の一つとして、8月15日の米国債の償還・利払いの円転に伴うドル売り・円買いが挙げられます。
今年は、日本銀行のイールドカーブコントロール(YCC)の運用柔軟化を受けた本邦機関投資家のレパトリエーション(国外滞留資金の本国環流)に要注目となります。
2.中期テクニカル分析:三角保ち合いを形成中
ドル円は、第4波動としての「三角保ち合い」(底辺:126.36円-151.95円)を形成中であり、現状は145円付近を目指す上昇波動を形成中です。三角保ち合いの上値抵抗線(151.95円⇒145.07円)での反落を見込みます。