ポンドドルは、2007年11月の高値2.1161ドルを起点とする長期下落トレンドを形成しつつ、「三角保ち合い」を形成しています。
中期的には、下落トレンドの第3波動で2022年9月に1.0356ドルでまで下落した後の調整第4波動を形成中です。
短期的には、調整第4波動の終点、すなわち、最終第5波動の始点を模索する展開となっています。
現状は、1.3142ドル(2023/7高値)を頭とする「ヘッド・アンド・ショルダー」を形成しており、ネック・ラインは1.2308ドルに位置しています。
今週は、ヘッド・アンド・ショルダーのネック・ラインの下抜けを待ちながら、戻り売りスタンスで臨みたいと思います。
【戦術(2024年5月13日週)】
ポンドドル売り:@1.2600ドル ⇒ ストップロス@1.2700ドル
ファンダメンタルズ分析でのポンド売り材料としては、6月のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)での利下げ開始の可能性となります。
5月のMPCでは、7対2で政策金利据え置きが決定されましたが、利下げ主張の委員は、3月の1名から2名に増えていました。
ピルBOEチーフエコノミストは、「MPCのメンバーらはさらなる証拠が必要なものの近いうちに利下げできるとの自信を深めている」と述べています。