「イチオシ」内ではテクニカル分析を始めとしたトレードのアイディアを主に書いていますが、本コラムではその中で書けなかったことや、その後の振り返りなどに触れてゆきます。たまには番外編もあります。
さて、今回はドル円についてです。
タイトルですが、妻から旦那への三くだり半・・・ではなく、前週に続いてボラティリティが高い中で悪戦苦闘する様子となります。
ちなみに、前週の記事はこちらです。
外為市場かく戦えり 第61回 【ボラティリティ】あればいいというわけではない
皆様の参考になれば幸いです。
下向きの流れは変わらず、と見て売ってみる
今週に入ってもドル円は材料・チャート共に下向きの流れが続いていたので、売り目線で見ていました。
21日のコメント
ドル円、買い材料乏しく上値を切り下げる流れが続いているので、売り目線継続。現在レート140.74円のほか、現時点での本日高安の38.2%戻しの141.24円、61.8%戻し141.63円、142.00円で少量売り。損切りは142.35円だが、関税戦争が和らぐ場面では即カット。
22日のコメント
ドル円、買い材料乏しく上値を切り下げる流れが続いているので、売り継続。昨日は140.74円少量売りのみ成立のため、残り指値はキャンセル。現在レート140.26円で少量売り追加、ストップは現時点での本日高値のやや上141.30円。
2日間で指値は全く入らず、成立したポジションは、以下の少量売りのみでした。
140.74円
140.26円
ちなみに、21日のコメントの最後、「関税戦争が和らぐ場面では即カット」としていましたが、見事に伏線回収となりました。それはこの後。
思い通りにはいかないもの
売りポジションを持った後、ドル円は140円割れとなりました。
ここまでは想定内ですが、昨年9月安値139.58円を前に下げ渋ると切り返す動きに。
平均コストの140.50円でカットという、さえない結果となりました。
伏線を回収
ちなみに、21日に「関税戦争が和らぐ場面では即カット」としていたのですが、22日の終盤~23日の取引早朝にかけて、ドル円は急騰。
みごとに伏線を回収する結果となり、23日終盤には143.57円まで上値を伸ばしました。
個人的には「リスクシナリオ程度」にしか考えていなかったため、買いポジションを持つところまでは手が回らず、指をくわえて見ていることしかできませんでした。
下手に売り向かわなかったのは幸いかもしれません。
こんな時は「こういう時もある」くらいに考えて割り切るしかなさそうです。
次の相場を探したいと思います。
現在保有ポジション(執筆時点)
なし