「イチオシ」内ではテクニカル分析を始めとしたトレードのアイディアを主に書いていますが、本コラムではその中で書けなかったことや、その後の振り返りなどに触れてゆきます。たまには番外編もあります。
今回は、直近のドル円のトレードについて振り返ります。
皆様の参考になれば幸いです。
ドル円、思いがけない下げで買いポジションを持つ
前回、文末でこのように書きました。(その時の記事はこちら)
個人的には、時間足上では前述の160.15円レベルが攻防の分岐点と化しているように見えましたので、当初、160円割れをバックにして160円台で買い下がりたい・・・とぼんやり考えてました。
しかし、売買の水準や損切の目処をを詰める前に、10日の6月米消費者物価指数(CPI)後に急落したのを見て、158.20円で少量の買いを持つことにしました。ストップは157.30円。
米経済指標後の下げに加え、本邦金融当局と見られる円買い介入観測もあり、ドル円は160円台での買い場を考える前に大きく下落。
当初は160円台前半で買えたら・・とぼんやり考えていたのですが、米指標発表後に振り向くと一時157円台に下落後に158円台に切り返していました。
今回は下げ一服を見込み、ストップ水準をその日の安値水準のやや下157.30円にして158.20円で少量買いました。
スケベロングとは
さて、タイトルにある「スケベ」について触れたいと思います。
いわゆる相場用語であり、希望的観測のもとに行われる根拠の薄いトレード、などとされています。
ちなみに、今回は買いから入ったので「スケベロング」ですが、売りから入った場合は「スケベショート」となります。
いくら週足一目均衡表の転換線付近で切り返したとはいえ、リバウンド狙いの面もあるだけに、スケベロングの面は否めなせん。
そうなると、短期で割り切って利益を狙いに行くのも手だったかもしれません。
スケベを自覚して割り切れれば・・・
今回は特に、買値から1円超上昇する場面がありましたので、無理せず1円幅の値幅を取るべきだったかもしれません。
それができなかったのは、急落直後でまさに「落ちているナイフを掴みに行く」ような状況下でしたので、リスクを抑えるためにロットを減らしてエントリーしたからです。
通常よく使う「一部ポジションだけでも利益確定」という手も使えたのですが、今回はロット数を減らしたばかりに使えませんでした。
仕方ありません。
※Trading Viewより
さすがに「1円幅で含み益が出ているので割り切って利益確定」できるほどの決断力はありませんでした。
ので、せめて、ストップ水準を買値より上にして足が出ないようにしました。
微益ですがプラスで終わりましたので、今回はこれで良しとして次に行きたいと思います。
現在保有ポジション(執筆時点)
以下は長期保有目的
ランド円 7.78円買い少量
トルコリラ円 4.87円買い