「イチオシ」内ではテクニカル分析を始めとしたトレードのアイディアを主に書いていますが、本コラムではその中で書けなかったことや、その後の振り返りなどに触れてゆきます。たまには番外編もあります。
さて、今回もドル円です。
200日線を上抜けたことで上値余地の拡大が予想される中、11月米消費者物価指数(CPI)を見た後に買いで入ってからの話です。
皆様の参考になれば幸いです。
米CPIが発表されるも下押しは浅かった
翌週に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることで、インフレ指標に市場の関心が集まっていました。
そうした中、11日の11月米CPI後にドル円は下押しましたが200日移動平均線割れは一時的となり、その後反発しました。
この流れを見て、買い目線で考えることにしました。
12日にこう書きました。
昨日のドル円は米CPI後に200日線を割るも一時的であったのを見て、買い目線で検討。現在レート152.22円のほか、200日線と日足・一目均衡表の雲上限の中間にあたる151.85円でも少量買い。損切りは雲上限の少し下151.45円、利確候補は11月15日高値156.75円。
指値は成立、ここまでは予想通りの動き
その後の13日にこう書きました。
ドル円、昨日NY市場での下押しで151.85円買い成立。相場が有利な方向に動いたので、ストップを153.20円と152.30円に分散して様子見。ただし風向きが変わった場合はすぐ動くようにしたい。
ストップを移動させて足が出ないようにするのは、習慣のようなものです。
含み益が含み損になってしまうのは、心理的にも厳しいので。
ここまでは、出来すぎな感はありますが、予想通りの動きと言っていいでしょう。
守りに入りすぎたか
17日にこう書きました。
ドル円、米FOMCと日銀会合を前にリスク管理でポジション縮小。154円台が重そうなので、コストの悪い152.22円少量買いを現在レート154.04円で利確。残り151.85円少量買いは、ストップを前日安値の少し下153.20円に引き上げて様子見。
結局、17日に153円台前半まで下押す局面で153.20円のストップも成立。
ノーポジで迎えることとなりました。
今思えば、最悪プラマイゼロくらいになってもいいのでリスクを取りに行けばよかったかもしれません。
なぜなら、今月は収支プラスでしたので、リスクは比較的取りやすい環境にあったからです。
前月がマイナスで終わったこともあり、守りに入りすぎた感はあります。
相場はその後、利確目処に上げていた156円台に上昇しましたので、結果論ではありますが、少量で勝負に行ってもよかったかと。
今年は「損しない」「負けない」を主眼に置いていましたが、来年からはバランスを見ながら「利益を伸ばす」ことも考えたいと思います。
※Trading Viewより
現在保有ポジション(執筆時点)
以下は長期保有目的
トルコリラ円 4.38円買い