「イチオシ」内ではテクニカル分析を始めとしたトレードのアイディアを主に書いていますが、本コラムではその中で書けなかったことや、その後の振り返りなどに触れてゆきます。たまには番外編もあります。
今回も、直近のドル円のトレードについて振り返ります。
皆様の参考になれば幸いです。
ドル円、チャートを見て日足で調整が入りそうと判断
前回まではドル円は買い目線で見ていました。(前回の記事はこちら)
しかし、23日にその時のレート(156.25円)で売りポジションを持つことにしました。
売った後で156.60円台まで戻したのを見てタイミングが早かったかと思いましたが、ストップを付けずにその後下値を広げており、方向は間違っていなかったと思います。
その時のこう書きました。
ドル円、5日線が重い。買い指値キャンセルで現在レート(156.25円)で売り。損切りは157.10円、利確候補は週足一目の基準線(153.93円)や200日線(151.51円)だが下げ渋る場合は早めにカット。ポンドドルはストップを1.2955ドル、その際ドテンに変更。
売った理由ですが、5日線が重い以外にも、20日線の向きも下向きに転換しており、7月上旬のような上値模索の流れが変わったと感じたためです。
仮に戻ったとしても、5・20日線いずれも上値を抑えそうと見ました。
※Trading Viewより
週足は崩れていないので無理しない
週足を見ると、26週線を一時的に割り込んでいるとはいえ、52週線はまだ割り込んでいません。
また、いずれの線も傾きは上向きを維持しています。
こうした点を踏まえ、週足を巻き込むような下落トレンドにはいたらないかもと判断しました。
そうなると、日足レベルでの下げが一服すると再び上昇することも考えられます。
下向きから上向きに変わるタイミングに備え、売りポジションは無理せず利益を残すようにしようと考えました。
※Trading Viewより
利益確定してクローズ
今回は、理想を言えば151円台半ばに位置する200日線で利益確定できればと思いました。
ただ、週足が崩れていない点を踏まえると、そこまで下押さずに切り返す恐れもそれなりにあると判断。
一部ポジションはその時のレート(152.65円)で決済しました。
また、残りは151.55円(200日線)と154.10円のOCOにして、不測の事態に備えました。
結果的には、26日のNY市場序盤にちょうど154.10円台まで上昇してストップ成立となりました。
簡単にはつかないようにやや遠目に出したのですが、あっさり成立して少し驚いています。
もしかしたら、下押しの流れも変わったのかもしれません。
現在保有ポジション(執筆時点)
以下は長期保有目的
ランド円 7.78円買い少量
※トルコリラ円 4.87円買いはストップ(4.65円)成立でクローズ