「イチオシ」内ではテクニカル分析を始めとしたトレードのアイディアを主に書いていますが、本コラムではその中で書けなかったことや、その後の振り返りなどに触れてゆきます。たまには番外編もあります。
さて、今回は豪ドル円です。
ちょうど、日足・一目均衡表で三役好転の点灯が間近でしたので、買いから入ってみました。
今回は久々に目標値に到達しての利確回です。
皆様の参考になれば幸いです。
壁のような雲を抜けると・・・
日足チャーを見ると、(1)転換線が基準線を上抜けて上向いたほか、(2)遅行線はその日のうちに7円ほど下抜かない限り上抜く公算でした。
残る(3)はローソク足が雲を上抜くと、三役好転が点灯となる局面でした。
そうした中、雲は壁のように見えますが2日ほど経過すると急低下するので、相場が現在レートのままで落ち着いて推移すれば翌週に三役好転が点灯するのでは?との見立てで、買いからエントリーすることにしました。
8日にこう書きました。
豪ドル円は転換線付近で底堅い。壁のような雲をこなすと、翌週には三役好転が点灯するかも。転換線のやや下91.90円をバックに現在レート92.85円で買い。ただし93円台半ばで伸び悩む場合などは早じまいも。
※Trading Viewより
予想通り三役好転が点灯するも
その後、ストップまで下押すこともなく推移すると、翌週12日は一気に雲を上抜けてスタート。
その勢いはとどまることを知らず、思惑通り三役好転が点灯しました。
13日にこう書きました。
豪ドル円は下押すも94円レベルが堅そうなので、92.85円の買いのストップを94.00円にして様子見。95.20円で部分利確したい。
目標値に到達したので利益確定
普段相場に苦しんでいることもあり、個人的には目標に相場が到達したら、一部でもよいので利益確定することにしています。
理由は簡単、自身の見立てが当たったことを実感するためです。
やられっぱなしでは気力は保てません。
勝った時くらいは多少でいいので余韻に浸っておきたいところです。
14日にはこう書きました。
豪ドル円92.85円買いは、昨日95.20円に到達したので一部を決済して利確。ドル円は下げる一方で豪ドル円は95円で底堅さを見せるも、割れると93-4円レベルまでの押しはありそうな雰囲気。94.95円にストップを引き上げて様子見。96円台に乗せる場合は柔軟に動かしたい。
個人的に気にしていたのは、9日以降は雲が滑り台のように急低下している点でした。
もし、雲の低下に沿って相場が下押すようなことがあれば、含み益が吹き飛びかねないのはリスクです。
経験則的に、なんとなく嫌な感じがしたところです。
そのため、上昇一服で下押す場面では早めに逃げるには?という視点でストップを引き上げました。
結果は予想通り、上昇一服で下押しとなると共に、ストップが成立して利益確定でクローズとなりました。
※Trading Viewより
現在保有ポジション(執筆時点)
なし