「イチオシ」内ではテクニカル分析を始めとしたトレードのアイディアを主に書いていますが、本コラムではその中で書けなかったことや、その後の振り返りなどに触れてゆきます。たまには番外編もあります。
今回、ドル円が大きく下げたのを見て、リバウンドを狙いに行った話です。
皆様の参考になれば幸いです。
もうはまだなり
2月に入るとドル円は軟調な推移が続き、7日に150.93円まで下落しました。
日銀の早期利上げ期待と背景とした円買いに加え、弱い米指標が相次いだことでドル売りが合わさった事が重なり、下げにつながった模様です。
個人的には、日銀は1月に利上げをした直後であり、次の利上げと目される7月まではまだ時間がある点を踏まえると、ここで早期利上げ期待が出ること自体に違和感があるように思えたので、今回の下落は狙えませんでした。
もし違和感が正しいとするならば、下落の反動が出ることも予想され、今回は底を狙うことにしました。
買い時を待つ
そこで、6日にこのように書きました。
ドル円、151円台を見た後で152円台に切り返しており、底入れ期待で買いたくなるが、引き続き5・6日線といった短期線の傾きがほぼ横向き近くまで変わるまで待ちたい。
この時はまだ移動平均線が下向きとなっていたほか、反発の兆しが見えない相場とういこともあり、買いはまだ早いかと思いました。
結果、7日には一時151円を割る下落となっており、この時はまだ早かったかといえます。
そこで、12日にはこう書きました。
ドル円、週初からの上昇で5日線が上向きに転換したほか、前週末より抵抗であった152円台半ばを上抜けており、買い目線で考えたい。ただ、30分足上では伸びきった感じもあり、少量に分けて転換線153.41円と200日線152.75円、152.55円で買い。損切りは現時点の本日安値のやや下152.25円。
この時点で5日線が上向きとなった事で、短期底入れとなった可能性を考え、買いを入れようと考えました。
結果は153.41円の買いが入ったもののそこまでとなり、翌13日に154円台に上伸。
ストップを153.75円に引き上げていたこともあり、その日のNY市場で下落するも微益ながら利益は確保する形でクローズしました。
※Trading Viewより
現在保有ポジション(執筆時点)
以下は長期保有目的
トルコリラ円 4.38円買い