「イチオシ」内ではテクニカル分析を始めとしたトレードのアイディアを主に書いていますが、本コラムではその中で書けなかったことや、その後の振り返りなどに触れてゆきます。たまには番外編もあります。
さて、今回はドル円です。
一般的に、チャート上での上昇トレンドは、上値と下値が切り上がる場面を指します。
今回はそうした局面になりそうなチャート形状を見つけたので、ひとまず買ってみた話です。
皆様の参考になれば幸いです。
上昇トレンド入りに見えた
早速ですが、25日にこう書きました。
昨日のドル円145.32円で買うも、そのまま144.90円のストップ成立。今日は144円台半ばで下げ渋ると145円台に戻しており、底入れの兆しが見られる。現在レート145.06円で少量買い。144.55円でも少量買い、ストップは144.30円だが機動的に動かしたい。
冒頭でも書いていますが、前日に買いで入って損切りした直後のため、本来は買わないで様子見にするところです。
ところが、今回は30分足上で反発の兆しが感じられたため、もう一度だけ買ってみようと思いました。
チャートの右半分をご覧いただくと、上値と下値が徐々に切り上がっています。
ただ、直近で損切りになった事も考慮し、ロット数は少量に留めることにしました。
※Trading Viewより
買い場、買い安心感
話は少しずれますが、上のチャートを左右で分けると、左半分は上値と下値を切り下げているので、下げ局面といえます。
こうした局面では、仮に目標値に到達したとしても、相場に勢いがあれば下げ継続となるおそれがあり、新規で買うのは勇気がいります。
それに対して右側は、上昇トレンドに沿って下値や上値を切り上げています。
(トレンドラインはイメージをつかみやすくするため緩めに引いています)
もちろん、左の下げに比べると右の上げのほうが勢いが弱いのは明らかであり、逆N字で下げ再開の恐れはあります。
それでも、買いで入った時点では、個人的には一度は買いから入りたくなるチャート形状に映ります。
なお、逆N字となる場合は、買いポジションは直近の安値更新などのタイミングでのカットとなるでしょうか。
上伸したので忘れずに「あれ」を入れておく
今回は買い成立後に相場が145円台後半まで上昇しましたので、すかさず、いつもの「あれ」を行いました。
ストップ水準の調整です。
ただ、まだ値幅が出ていないところでしたので、買値から10銭上に留めました。
結果は、その後の相場反落のタイミングでストップが成立してクローズとなりました。
25日の24時前に付けたやや長めの陰線が曲者だったような気がします。
今月は思い通りにいかないトレードが多いですが、足が出なかっただけ良しとしたいと思います。
現在保有ポジション(執筆時点)
なし