外為市場かく戦えり

第22回 【振り返り】今年前半の損益とトレード

イチオシ」内ではテクニカル分析を始めとしたトレードのアイディアを主に書いていますが、本コラムではその中で書けなかったことや、その後の振り返りなどに触れてゆきます。たまには番外編もあります。


今回は、2024年前半(1-6月)のトレードの損益と振り返りをしたいと思います。

皆様の参考になれば幸いです。



今年前半の損益


このコーナーでは、実際に売買したらどうなるかを行ってきました。

今年前半(1-6月)の損益合計は+100,986円、月ごとの損益は以下の通りでした。


1月 15,242円

2月 -3,321円

3月 1,591円

4月 73,533円

5月 41,788円

6月 -27,846円

※1回のトレードは基本的には2万通貨だが、状況によっては1万通貨の場合もあり。



振り返り


この中で4月が最も収益が上がっています。

その理由はドル円が上昇した流れに沿って買いポジションを持り、利益確定までできた点です。


反対に一番損失が大きかったのは6月でした。

1回のトレードで1万円を超える負けはありませんでしたが、細かい損失が積みあがったほか、利益確定に持ち込めたトレードの回数・金額ともに少なかったため、トータルでマイナスとなりました。


また、ドルストレートのような円が絡まない取引について、急速に円安が進んだ影響もあり、円換算した時の損益のブレが大きくなりました

以前のような感覚で取引していると、損切りした時に予想以上の損失となって驚いた記憶があります。


そのほか、ドル円をメインで考えていたこともあり、クロス円はほとんど手が出ませんでした

1‐3月期にクロス円で損切りが相次いだことも影響しているのかもしれません。

4月に豪ドル円の押し目買いを狙うもヒットせずに上昇してしまうなど、こちらは相場の波にうまく乗れませんでした。


とはいえ、一撃で致命傷を負う様なマイナスは出していません。

微増とはいえ「継続は力」であり、「ちりも積もれば山となる」と考えていますので、この調子で残り半期も取り組んでゆきたいと思います。



現在保有ポジション(執筆時点)


ドル円 158.15円買い少量


以下は長期保有目的

ランド円 7.78円買い少量

トルコリラ円 4.87円買い


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為替情報部 アナリスト

川畑 琢也

2002年に商品先物会社に入社し外国為替証拠金取引(FX)部門に配属されたのを皮切りに、複数のFX会社・部門でディーリングや相場分析を始めとして様々な業務を担当。FX会社系総研ではシニアテクニカルアナリストとして従事、雑誌の連載やメディアへの出演などを行う。2023年にDZHフィナンシャルリサーチ入社。

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