「イチオシ」内ではテクニカル分析を始めとしたトレードのアイディアを主に書いていますが、本コラムではその中で書けなかったことや、その後の振り返りなどに触れてゆきます。たまには番外編もあります。
今回は、ひさびさのユーロドルです。
今回、欧米の金融政策が発表されたのをみて、売ってみた話です。
皆様の参考になれば幸いです。
ユーロドル、売ってみる
1月最終週は米国とユーロ圏で金融政策の発表がありました。
米国は据え置き、ユーロ圏は0.25%利下げと、こちらは市場予想通りでした。
ただ、会見などから見えてきたのは、年内の利下げ回数の差です。米国は2回程度に留まりそうとの見方に対し、ユーロ圏は4回程度との見方が広がりました。
そこに着目して、31日にこう書きました。
欧米の金融政策イベントを通過し、利下げペース格差に着目して、ユーロドルを現在レート1.0386ドルで売り。利確候補は13日安値1.0178ドル、損切りは1/30高値のやや上1.0470ドル。
月曜早朝の動きを見て撤退を考える
さて、週明けの2月3日、早朝取引でユーロドルは1.0141ドルまで下押しました。
1.0178ドルの買い戻し指値・・・といいたいところですが、月曜早朝はウェリントン市場しか開いておらず、市場参加者も少なくカバー先も限られる(=レートの安定供給ができない)ため、この時間帯に取引できる国内のFX会社はないかと思われます。
今回は追い風参考記録ということでノーカウントにしました。
東京市場に入り1.02ドル台で下げ渋るのを見て、一旦は値を戻すかもと考えました。
勢いがあるならば東京市場で1.02ドルを再び割るかと見ていましたので。
そこで今回は、とりあえず現在レート1.0246ドルで一部ポジションを利益確定し、のこりは1.0350ドルというやや遠いところに利益確定のストップを置いて、様子を見ることにしました。
結局、相場は上昇して1.0350ドルの買いストップ成立後、5日には1.04ドル台を回復するに至りました。
結果として利益は守れたのでよかったと思います。
※Trading Viewより
現在保有ポジション(執筆時点)
以下は長期保有目的
トルコリラ円 4.38円買い