REIT指数は1700pを割り込み下げ加速
REIT指数の下げが止まりません。
10月1日の取引時間中には1700pの節目を一時割り込みました。そこから一週間後の10月8日には、1650pの節目も割り込んでいます。
9月16日の「REIT指数は年初来安値を更新」の回では、6月の安値1740.49p付近で踏みとどまることができるかが重要と述べました。しかし、その後の動きを見ると、持ちこたえられず一段安となり、下げが加速する展開となっています。

過去の安値は1610p近辺に集中
週足のチャートで、もう少し長い期間の値動きを見てみましょう。

REIT指数は2021年後半から2022年、2023年と下げ基調が続き、2024年後半に入ってようやく売り圧力が和らいできました。まず、2024年の8月に1618.96pまで下げたところで、いったん鋭角的に切り返しました。
この時は底打ちとはならず、年末にかけて売り直され、12月には8月の安値を下回り1611.44pまで下げる場面がありました。しかし、2025年に入って早々に動きが良くなり、売り出尽くしに対する期待が高まりました。
2025年4月には再び大きく売られる場面がありました。ただ、この時はトランプ大統領の関税に関するアナウンスを受けてリスク資産から一気に資金が抜けたものの、一時的な下げにとどまりました。この時の安値は1616.65pで、前年12月の1611.44pは割り込みませんでした。
このように、何度か下を試しにいきましたが、2024年8月は1618.96p、2024年12月は1611.44p、2025年4月は1616.65pと、同じようなところで下げ止まっています。
1600pが下値のメド
経験則的には、これらの水準が下値のメドとして強く意識されると考えられます。REITは安定した分配金が期待できる投資商品です。その時々でREITに期待する利回りは変わってはきますが、投資口価格が下がれば利回り面での妙味は高まります。ちなみに、現時点では上場しているREITの大半の銘柄が、予想分配金利回りで4%を上回っています。
ちなみに、これより下になると、2020年3月に1138.04pという安値があります。ただ、当時はコロナ被害が深刻化して外出が抑制され、不動産物件からの賃料収入に対する期待が大きく剥落していましたので、かなりイレギュラーなケースと言えます。
2020年の急落の前には、2017年11月に1603.38pまで下げたところで切り返しています。上述の安値を割り込んだとしても1600pは過去の値動きからは買いが入りやすい水準と言えます。2026年10月14日の終値は1655.70pでした。現時点ではまだ下げ止まった印象はありませんが、一段安となった場合には、1600p近辺で動きに変化が出てくるかどうかが注目されます。



