日銀は4月27日~28日に開催された金融政策決定会合で、政策金利の据え置きを決定しました。
この決定を受けた4月28日のREIT指数は、前日比1.3%安と大きめの下落となりました。

3名の委員が据え置きに反対を表明
利上げの見送りはREITには悪くない結果ではありますが、今回はさえない反応となりました。
この理由としては、金融政策を決める9人のうち、3名の委員が据え置きに反対したことが影響したと考えられます。「今回は難しい決定であった、次回の会合では利上げが実施される可能性が高い」との見方が強まったことで、利上げ見送りでもREITは売られました。
REIT指数は1900pの節目を割り込む
REIT指数は3月まで軟調に推移していましたが、4月に入ってからは緩やかに値を戻していました。しかし、28日の下げで節目の1900pを割り込んでいます。
今回の会合では、事前の報道などから利上げ見送りは確実とみられていました。ただ、その割には直前ではあまり強い動きは見られず、発表を受けても売りに押されました。据え置きであれば無難に消化してほしかったところですが、売り材料となってしまったのはREIT指数を見る上では気になる動きとなります。
大型REITの日本ビルファンドが年初来安値を更新
4月28日には、時価総額最上位の日本ビルファンド(8951)が年初来安値を更新しました。

チャートの形状はREIT指数と似ており、3月に崩れた後、4月に入っていったん立て直しましたが、中盤以降は改めての売りに押されています。
優良物件を多く抱えており、インフレ下においても賃料増額交渉などで利益を増やせるイメージが強い銘柄ですが、日本の長期金利(10年債利回り)が上昇基調にある中、弱い動きが続いています。
6月から7月が今年の山場に
日銀金融政策決定会合のスケジュールを見ると、次回は6月15日~16日、その次は7月30日~31日に開催されます。
6月、もしくは7月の利上げが意識される中、REITにはアゲインストの環境が続くことが予想されます。利上げが実施されれば、その後は影響を見定める観点からしばらく据え置きが続くとの見方が強まると思われますので、6月から7月が今年の山場になりそうです。
水準的には、今年3月31日につけた直近安値の1848.45pや、心理的節目の1800pを下回ることなく推移できるかが注目されます。





