日銀は6月16日の金融政策決定会合で、政策金利を1.0%程度に引き上げることを決定しました。そして、この決定を受けたREIT指数は売りで反応しました。

利上げは織り込み済みであったものの・・・
今回の会合は、植田総裁が入院のため欠席となりましたが、各種報道などから利上げが実施されることに対する織り込みは進んでいました。
REIT指数に関しては、「株は強いがREITは弱い」でも取り上げたように日本株が強い動きを見せる中でも下値模索が続いていました。ただ、利上げは確実との見方が強まった先週(6月8日~12日週)は週間で2.5%高と大きく上昇しました。
利上げを警戒して売られ続けていた分、悪材料出尽くしとなりそうな雰囲気もありましたが、そうではなかったようです。
不動産株も売りに押される
結果発表を受けた16日の後場には、三井不動産(8801)や住友不動産(8830)など、不動産株も売りに押されています。
一夜明けた17日も、日経平均が497円高(69902円)と上昇して多くの銘柄が買われる中、不動産株の多くが下落しました。REIT指数も下落しています。
利上げ打ち止め期待は高まらず
6月の利上げそのものはサプライズではありません。次回以降の利上げのペースが市場の関心事でしたが、関連報道を見る限り、これでしばらく利上げが打ち止めになるといった見方は強まっていません。そう遠くないうちに追加の利上げがあるのではないかといった見方もあり、この点はREITには向かい風となります。
2026年の日銀金融政策決定会合はあと4回、7月30日~31日、9月17日~18日、10月29日~30日、12月17日~18日の日程で開催されます。利上げを実施しない回でも先の利上げが示唆される可能性があるだけに、油断はできません。
現状近辺で下げ止まらなければ1700p割れも
週足チャートで長い期間の値動きを確認してみましょう。

現状では下向きのトレンドを脱し切れていないことが見て取れます。
利上げ決定後の下げでは、まだ6月8日につけた直近安値の1740.49pは割り込んでいないだけに、まずはこの近辺で踏みとどまることができるかどうかが注目されます。
ただし、これを下回ってしまうと、チャートの形状からは見切り売りが出やすくなります。2025年4月以降の上昇分の大半を吐き出していますので、1700pを割り込む展開も想定しておく必要があります。





