「新NISAで○○証券に口座変更したい!どうやって手続きするの?」「NISA口座変更の手続きって大変なの?」と疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
2023年度のNISA口座変更はもう期限が過ぎているので不可能ですが、2024年からの新NISAは口座変更が可能です。
新NISAの口座変更は、既に変更先の証券会社に口座を開設している場合14日程度で手続きが完了します。
証券会社を変更しない方は、現在NISA口座を持っている証券会社で自動的に新NISA口座が利用できますので手続きをする必要はありません。
新NISAの口座を開設したい方、NISA口座変更の手続きを知りたい方はぜひご覧下さい。
新NISAの口座変更は2023年10月から。早めの手続きを
2023年度のNISA口座変更は9月30日が期限ですので、既に変更は不可能です。
新NISAの口座変更は2023年10月1日からスタートで、2023年10月16日現在は2024年からのNISA口座を変更することができます。
筆者は2023年度までのNISA口座を証券会社A(仮名)で開設しています。このまま手続きをしないと現在開設している口座で自動的に新NISAがスタートしますが、マネックス証券会社に変更したいと思い手続きを行いました。
NISA口座を変更するまでには合計14日程度かかりましたので、希望する方は早めに手続きを行いましょう。
今回は体験談を交えてNISA口座変更の手続きについて解説していきます。
NISA口座変更の手続きの流れ
NISA口座変更の手続きの流れは以下の通りです。
出典:筆者作成
1.NISA口座がある証券会社に金融機関変更を申し出る
NISA(非課税)口座は1人1口座しか保有できません。
よってNISA口座を保有している人が金融機関を変更するためには、現在のNISA口座を一度廃止し「非課税口座廃止通知書」または「勘定廃止通知書」を受け取り、改めて新しいNISA口座を開設します。
NISA口座を来年から変更したい方は、まず現在NISA口座がある証券会社に金融機関の変更を申し出て、「非課税口座廃止通知書」または「勘定廃止通知書」を発行してもらいます。
なおNISA口座を持っていない方は、金融機関変更の申し出は不要です。
筆者はネット証券会社にNISA口座を保有していたため、金融機関変更の申し出はWebで行いました。ネット証券会社ではNISA口座にログインし、所定のページで申し込みボタンを押すことで「勘定廃止通知書」が申し込みから1週間後に郵送されました。
「非課税口座廃止通知書」または「勘定廃止通知書」がないと、新しいNISA口座を開設できません。
証券会社によっては発行に時間がかかる可能性がありますので、早めに申請を行いましょう。ただし、一度金融機関変更を申し出るとキャンセルは不可能ですので慎重な判断が必要です。
証券会社によっては、電話でNISA口座の廃止を申し込むこともあります。
2.新NISA口座を開設したい証券会社に必要書類を請求
新NISA口座を開設したい証券会社に、口座開設の申し込みもしくは必要書類を請求します。
証券会社に口座を開いていない場合は、証券口座開設と同時にNISA口座を開設する流れが一般的です。
ネット証券会社は口座開設がWebで完結することが多く、開設までの期間が短い傾向があります。店舗型証券会社は時間がかかる可能性がありますので、店舗型証券会社で口座開設もしくはNISA口座廃止(開設)を希望する方は早めに手続きをしましょう。
なおマネックス証券会社ではオンラインのNISA口座申し込みも可能ですが、金融機関を変更する場合は郵送での申し込みが必須です。
申し込みから1週間程度でマネックス証券会社の「NISA口座開設必要書類提出票」が届きました。
3.必要書類を返送する
マネックス証券会社に「NISA口座開設必要書類提出票」と本人確認書類のコピー、A証券会社から届いた勘定廃止通知書を返送します。
筆者は既にマイナンバーを登録していましたが、マネックス証券会社の場合はマイナンバーを登録していない方はマイナンバー関連書類も必要です。
手続きの詳細は証券会社によって異なりますが、NISA口座は1人1口座しか保有できない点に変わりはありません。
よって「現在のNISA口座を廃止してから新しいNISA口座を開設する」という流れは共通しています。
新NISA口座開設、口座変更は早めに手続きを
新NISAの口座を変更したい、口座開設を申し込みたい方は早めの手続きがおすすめです。
口座を変更したい方は、まず現在のNISA口座を廃止する必要があります。金融機関変更の申し込みをしてから「非課税口座廃止通知書」「勘定廃止通知書」が手元に届くまで時間がかかりますので余裕を持ったスケジュールで手続きを行いましょう。
新たにNISAを始める方は、金融機関変更に比べると時間はかかりませんが新NISAが始まる時期には口座開設を申し込む人が増え想定より口座開設が遅くなる可能性があります。
NISA口座を開設する方も、早めの手続きを心がけましょう。