■大局観(長期相場観)
2025年の第2次トランプ米政権(2025年~2028年)でのドル円は、エリオット波動分析での「第4調整波動」による「三角保ち合い」を形成中であり、第4調整波動のX波動を形成中だと思われます。
■中局観(中期相場観)
現状のドル円は、2024年7月の高値161.95円を頭とする「ヘッド・アンド・ショルダー」を形成中であり、ネック・ライン(※140.25円~139.58円~4月:139.06円~5月138.98円)の下抜けにより完成します。
ヘッド・アンド・ショルダーが完成した場合、三角保ち合いの起点である127.23円付近までの続落が想定されます。
■小局観(短期相場観)
ドル円は、150.92円を頭とする「ヘッド・アンド・ショルダー」を形成しつつあり、ネック・ライン(145.86円~145.49円)の下抜けを待つ展開となっています。
しかしながら、10月3日と6日の間で、「窓」(3日高値147.82円と6日安値149.05円:1.23円幅)を空けて上昇しており、続伸が見込まれています。
上値の目処は、161.95円(2024/7/3高値)から158.87円(1/10高値)を経由する上値抵抗線と139.89円(4/22安値)と148.65円(5/12高値)の値幅が形成中の「フラッグ」の上限との交差点154円処となります。
【戦術(2025年10月7日週)】
ドル買い:@150.00円、149.00円、148円 ⇒ストップロス@147.70円(窓埋め)
2025年10月3日(金)と6日(月)の間に「窓」が出現しました。
24時間取引されている外国為替市場では、平日はNY市場終値=アジア市場始値、なので、「窓」の出現は、週末に大きなニュースが出た時に限られるため、稀な現象です。
10月3日のドル円のレンジ:
始値147.26円・高値147.82円・安値147.10円・終値147.47円
10月4日の自民党総裁選で高市氏が選出されましたが、市場の下馬評では小泉氏優勢だったため、サプライズでした。
10月6日のオセアニア市場のドル円は、149.11円で窓を空けて高寄りしました。
始値149.11円・高値150.48円・安値149.05円・終値150.35円