2025年の第2次トランプ米政権(2025年~2028年)でのドル円は、エリオット波動での「第4調整波動」による「三角保ち合い」を予想します。
現状のドル円は、2024年7月の高値161.95円を頭とする「ヘッド・アンド・ショルダー」を形成中であり、ネック・ライン(※140.25円~139.58円~4月:139.06円~5月138.98円)の下抜けにより完成します。
ドル円のエリオット波動分析では、第4調整波動のX波動を形成中だと思われます。
ヘッド・アンド・ショルダーが完成した場合、三角保ち合いの起点である127.23円付近までの続落が想定されます。
ドル円は、短期的には8月1日の高値150.92円から146.21円まで下落した後、149円台前半の200日移動平均線が上値を抑える中で、146円-148円での保ち合い、「フラッグ」を形成しつつあります。
中期的には、150.92円を頭とする「ヘッド・アンド・ショルダー」を形成しつつあり、ネック・ライン(145.86円~146.21円)の下抜けを待つ展開となっています。
【戦術(2025年9月16日週)】
ドル売り:@148.00円&149.00円 ⇒ ストップロス@150.00円
■高市トレード
10月4日の自民党総裁選に向けて、「高市トレード」(戻り売りスタンス)で臨んでいきたいと思います。
・9月11日
日銀の利上げに難色を示している高市前経済安全保障担当相が総裁選出馬の意向を示したとの報道で148.17円まで上昇しました。
・9月12日
世論調査で「次期総裁にふさわしい人物として高市早苗前経済安全保障担当相がリードしている」との報道で148.07円まで上昇しました。
・2024年9月23日
有力候補だった高市氏が日銀の金融政策について「金利を今、上げるのはアホやと思う」と発言したことで、ドル円は143円台から144円台に上昇しました。
・2024年9月27日
自民党総裁選の投開票では、1度目の投票で高市氏が石破氏を上回り、ドル円146.49円まで円安に振れましたが、決選投票で石破氏が勝利すると142.07円まで円高が進みました。