ポンドドルは、長期的には2007年11月の高値2.1161ドルを起点とする長期下落トレンドを形成しつつ、「三角保ち合い」を形成しています。
中期的には、下落トレンドの第3波動で2022年9月に1.0356ドルでまで下落した後の調整第4波動による上昇トレンドを形成中でしたが、「ヘッド・アンド・ショルダー」の完成により中期的な支持線を下抜けています。
短期的には、1.3789ドルと1.3726ドルを頭とする「ダブル・トップ」のネック・ライン(1.3140ドル~1.3142ドル)を一時下抜けた後、リターン・リトレースメントで下げ渋る展開となっています。
V計算値での目標値は1.2513ドルになります。
【戦術(2025年11月18日週)】
ポンドドル売り:@1.3200ドル ⇒ ストップロス@1.3400ドル
ファンダメンタルズ分析でのポンド売り材料としては、以下の通りです。
・11/26:予算案・・スターマー労働党政権の財政赤字拡大、債務危機の可能性
■リーブス英財務相
11/4:増税の可能性を示唆
11/13:所得税引き上げ計画を撤回
・12/18:イングランド銀行が追加利下げの可能性3.75%:ターミナルレート3.50%を示唆
ポンドドル買い材料は以下の通りです。
・米英貿易協定の合意(※米国の対英貿易収支は黒字)
・11月のMPCは5対4で政策金利4.00%据え置き
■政策金利:4.00%に据え置き
・据え置き支持:5名
(ベイリー総裁、ロンバルデリ副総裁、ピル委員、グリーン委員、マン委員)
・0.25%の利下げ支持:4名
(ブリーデン副総裁、ディングラ委員、ラムスデン副総裁、テイラー委員)
■ガイダンス
・新規:金利は今後も緩やかな低下傾向を続ける可能性が高い
・削除:追加利下げに慎重なアプローチを取る




