日本マクドナルドホールディングス株式会社では、バーガー類、サイドメニュー、ドリンクの商品引換券が6枚ずつで1冊の株主優待券を、100株以上保有かつ継続保有期間1年以上の株主に年2回株主優待として贈呈しています。
ハンバーガー店モスバーガーを展開する株式会社モスフードサービス、ロッテリアを運営する株式会社ゼンショーホールディングスもハンバーガーを食べられる株主優待があります。ハンバーガーが好きな投資家にとっては嬉しい優待と言えるでしょう。
今回は、株主優待でハンバーガーが食べられる4銘柄を紹介していきます。
ハンバーガーが食べられる!株主優待4選
日本マクドナルドホールディングス株式会社(マクドナルド)
株式会社モスフードサービス(モスバーガー)
株式会社ゼンショーホールディングス(ロッテリア)
株式会社リログループ(ドムドムハンバーガー)
1.日本マクドナルドホールディングス株式会社(マクドナルド)
ハンバーガーと言えば、マクドナルドを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。
日本マクドナルドホールディングス株式会社は、グループ事業会社に日本マクドナルド株式会社などがある持株会社です。
株主優待は、2023年12月末権利確定分より優待制度が変更になり「継続保有期間1年以上」という基準が設けられました。
毎年6月30日および12月31日現在の株主名簿に記載された100株以上保有の株主のうち、継続して1年以上保有する方が対象となります。
※年2回
出典:日本マクドナルドホールディングス株式会社「株主優待・配当金」
マクドナルドの優待食事券は、バーガー類、サイドメニュー、ドリンクの商品引換券が6枚ずつで1冊となっています。
日本国内のマクドナルド店舗で利用できますが、デリバリーサービス、モバイルオーダー、セルフオーダーキオスク(タッチパネル式の注文端末)では使えません。
配当金は、2023年12月期(期末)に1株あたり42円、2024年12月期(期末)に1株あたり49円という実績があります。
過去5年間の株価の推移もチェックしておきましょう。
2.株式会社モスフードサービス(モスバーガー)
株式会社モスフードサービスは、「モスバーガー」などフランチャイズチェーンによるハンバーガー専門店の国内・海外での展開、その他飲食事業などを展開しています。
株主優待は、3月末日現在および9月末日現在の株主名簿に登録されている株主を対象に、全国のモスグループ店舗およびミスタードーナツ店舗(一部店舗除く)で利用できる株主優待券を年2回贈呈しています。
優待内容は以下の通りです。
※年2回
※毎年3月末日及び9月末日の株主名簿に同一株主番号で7回以上連続して記載又は記録され、かつ同期間の保有株式数が継続して100株以上である株主の方が対象です。
モスバーガーだけではなくミスタードーナツをよく利用する方にとっては、優待券を「ミスタードーナツ店舗でも利用できる」点が大きなメリットと言えるでしょう。
2008年2月より、株式会社ダスキン(ミスタードーナツ事業)と株式会社モスフードサービス(モスバーガー事業)は、資本・業務提携を締結しています。
直近5年間で、株価は上昇傾向にあります。
3.株式会社ゼンショーホールディングス(ロッテリア)
ハンバーガー店「ロッテリア」は、2023年4月にロッテホールディングスが「すき家」「なか卯」などを展開する株式会社ゼンショーホールディングスに売却しました。
株式会社ゼンショーホールディングスは株主優待として、3月末日・9月末日の株主名簿に記載された株主100株以上保有の株主に、グループで使える「株主様お食事ご優待券(500円券)」を贈呈しています。優待券は「ロッテリア」でも利用可能です。
※年2回
優待券を利用できるお店は、ロッテリアを始め「すき家」「なか卯」「ココス」「はま寿司」などがあります。
4.株式会社リログループ(ドムドムハンバーガー)
株式会社リログループは、借上社宅管理・賃貸管理・海外赴任支援・福利厚生・観光などの事業を展開する企業です。
リログループの株主優待は、専用サイト「リログループ株主優待 Club Off」を用いて国内外の宿泊施設・レジャー施設や映画・観劇・飲食店の割引などを利用できます。
毎年3月末日に株主名簿に登録されている株主が対象で、保有株式数によりスタンダード会員もしくはVIP会員としてサービスが利用可能です。
「リログループ株主優待 Club Off」の中には、「ドムドムハンバーガー」のバーガーセット各種(ランチセット・キッズセット除く)を100円引きで利用できる優待があります。
対象となる店舗のエリアは、東北・関東・東海・近畿・中国・九州・沖縄です。
※上記は「優待銘柄」の紹介であり、購入を推奨するものではありません。企業や財務の分析は筆者個人の見解に基づくものであり、筆者が所属する組織・団体の公式見解ではありません。
フレッシュネスバーガー、サブウェイは株主優待が無い
ハンバーガー店「フレッシュネスバーガー」は、株式会社コロワイドのグループ企業である株式会社レインズインターナショナルが運営しています。
株式会社コロワイドの株主優待は、500株以上保有の株主にコロワイドグループ店舗で利用できる優待ポイントを贈呈していますが、フレッシュネスバーガーは利用対象外です。
サンドイッチチェーンの「SUBWAY」を運営する日本サブウェイ合同会社は、2024年10月 25日にワタミ株式会社が持分取得(子会社化)することを発表しました。
ワタミ株式会社も株主優待として優待割引券を贈呈していますが、「SUBWAY」では利用できません。
まとめ
株主優待でハンバーガーが楽しめる企業の銘柄を紹介してきました。
株式投資は利益を目的として行うものですので、企業からの贈呈品である株主優待を目的に株式投資をすることは推奨できません。ただし「優待の内容がきっかけで興味を持ち、企業の業績や財務分析を行い投資する」という方は多いでしょう。
この記事が投資のヒントになれば幸いです。