株主優待の中でも、自分が好きな商品を選べるカタログギフトは特に人気があります。
「株主優待でカタログギフトがもらえたら嬉しい」「好みに合わせて選べる優待を楽しみたい」とお考えの方は多いでしょう。
ヒューリック株式会社はグルメカタログギフトを、株式会社ゆうちょ銀行は全国各地の特産品を掲載したカタログギフトを株主優待として贈呈しています。
ひろぎんホールディングス株式会社では、瀬戸内地域を中心とした地元特産品のカタログギフト、株式会社ヨドコウ(淀川製鋼所)は、グルメ中心のカタログギフトなどを株主優待として進呈しています。
今回は株主優待でカタログギフトがもらえるおすすめ銘柄4選を紹介していきます。
カタログギフトがもらえる!株主優待銘柄4選
ヒューリック
ヨドコウ(淀川製鋼所)
ゆうちょ銀行
ひろぎんホールディングス
1.ヒューリック
ヒューリック株式会社は、東京23区内を中心にオフィス、商業施設、ホテル・旅館など約250件を保有し(2024年12月末現在)、賃貸事業などを展開する不動産会社です。
同社は、配当も安定傾向で高利回り銘柄としても人気があります。
毎年12月末日現在の株主名簿に記載または記録された株式300株以上を2年以上継続して保有する株主を対象に、株主優待を実施しています。

※2025年12月末日基準日分より、継続保有期間が「3年以上」から「2年以上」に変更
過去の優待では、カタログは約200ページの大ボリュームで、お肉、海産物、フルーツ、スイーツなど多彩なラインナップの中から選ぶことができました。ただし、毎年内容が異なる可能性がありますので、気になる方は注意しましょう。
直近5年間の株価の推移は以下の通りです。

2.ヨドコウ(淀川製鋼所)
株式会社ヨドコウ(淀川製鋼所)は、冷延鋼板、磨帯鋼、めっき鋼板や鉄鋼製品などの製造・加工・販売、建設工事の設計・請負業、倉庫、梱包および運送事業、不動産の売買、賃貸事業などを展開する鉄鋼メーカーです。
「ヨド物置」で有名な同社は、金属屋根や壁など外装建材を取り扱っており、阪神甲子園球場、さいたま新都心駅といった大型プロジェクトの屋根・壁の加工にも携わっています。工業製品を始め、物置・エクステリア商品まで、幅広い分野で特徴ある商品を開発・提供しています。
株主優待は、毎年3月末日現在に100株以上を保有し株主名簿に記載または記録された株主が対象です。2026年度3月期限定の株主優待として、100株以上を保有する株主は自社オリジナルQUOカード1000円を贈呈する予定です。
<通常の株主優待>
保有株式数および保有期間に応じた優待額の商品、または社会貢献活動への寄付から選択できます。

500株以上を保有する株主には、年1回「ヨドコウ迎賓館株主様入館券」も贈呈されます。
<長期保有優遇制度>
3年以上継続して保有し、3月末日および9月末日現在の株式名簿に、同一株主番号で7回連続して記載された株主様は、以下の株主優待品を選べます。

同社ホームページに記載されている、カタログギフトの優待商品の例は以下の通りです。


3.ゆうちょ銀行
株式会社ゆうちょ銀行は、日本郵政グループの金融事業を担う銀行です。
全国約24,000の窓口、約32,000のATMという全国を網羅したネットワークが強みです。
株主優待は、毎年3月末日現在の株主名簿に記載または記録された株式500株以上を保有する株主が対象です。

カタログの掲載の商品例として、氷温熟成小分けローストビーフやあまおう苺バウムクーヘン&プチフィナンシェ詰合せといったグルメ商品、ゆうちょPayポイント3,000円相当(WEB限定)などがあります。

4.ひろぎんホールディングス
株式会社ひろぎんホールディングスは、広島銀行、ひろぎん証券などを傘下に持つ持株会社です。毎年3月末日現在の株主名簿に記載または記録された株主を対象に、株主優待を実施しています。

※「ひろしま美術館招待券2枚」と「広島3大プロ観戦・鑑賞チケット抽選権」も全株主に贈呈
カタログギフトは、瀬戸内地域の食材、風土の特色を生かした工芸品などから選択可能です。

KDDIは株主優待品を変更
通信大手のKDDI株式会社は、2024年3月期まで株主優待としてカタログギフトを進呈していましたが、2025年3月期から株主優待の内容が、Pontaポイントもしくはローソン・ナチュラルローソンと成城石井の人気商品の詰合せセットに変更となっています。
※上記は「優待銘柄」の紹介であり、購入を推奨するものではありません。企業や財務の分析は筆者個人の見解に基づくものであり、筆者が所属する組織・団体の公式見解ではありません。
株主優待品は変更になる可能性があります。
株主優待でカタログギフトを選ぶメリット
カタログギフトは自分の好みに合わせて商品を選べるため、比較的満足度の高い優待を受け取ることができます。例えば食べ物や嗜好品の好みは人それぞれですが、カタログギフトなら自分の好きなものを選べます。
また、毎年異なる商品を試す楽しみがあります。同じカタログでも、前回とは違う商品を選ぶことで、新しい発見や体験ができるのです。
さらに、普段は買わないような高級食材や特産品を試せる機会にもなります。株主優待を通じて、日本各地の美味しいものを知るきっかけにもなるでしょう。
一方で、カタログギフトは、近年オリックスやKDDIなど大手企業がカタログギフトを廃止していますので注意が必要です。
カタログギフトを目的とした投資は避け、企業の業績や財務状況をしっかり確認し、「優待が廃止されても保有し続けられる銘柄かどうか」を見極めることが重要です。
まとめ
株主優待でカタログギフトがもらえるおすすめ銘柄4選を紹介しました。
株式投資は、優待だけを目的にするのは避け企業の業績や財務・チャートなどをよく調べた上で取引を検討しましょう。

