「イチオシ」内ではテクニカル分析を始めとしたトレードのアイディアを主に書いていますが、本コラムではその中で書けなかったことや、その後の振り返りなどに触れてゆきます。たまには番外編もあります。
さて、今回はドル円です。
米連邦公開市場委員会(FOMC)前後であがいた記録です。
世の中、思い通りにいかないことは多々あります。相場も同じです。
皆様の参考になれば幸いです。
21日線を回復したので買ってみる
早速ですが、9日早朝にこう書きました。
ドル円は上向きの21日線を回復してきたので現在レート155.88円のほか、155.40円でも少量買い。ストップは本日安値の少し下154.80円。
ポンドドル買いポジのストップは1.3295ドルに微調整して様子見。
移動平均線が上向きのところで再びローソク足が上抜いてきたのを見て、上昇再開かと見て買ってみました。
グランビルの法則の買いサインの一つ(価格が上向きの移動平均線を上抜く)をイメージしていただければわかりやすいかと思います。
余談ですが、ポンドドルのストップ1.3295ドルは9日についてしまい、微益ながら利益確定となっています。
様子を見つつOCOでFOMCに挑むつもりが
少量の買いポジションを持ったまま相場は157円目前まで上昇しましたが、利確候補の157円台半ばには届かず。
ただ、10日のFOMC結果公表が近づいていることもあり、損切りを156.50円、利確候補を157.40円のOCOで様子を見ることにしました。
予想外だったのは、FOMC前にストップの156.50円に到達してしまった点です。利益確定だったとはいえもやもやする結果となりました。

※Trading Viewより
FOMC後のトレードはうまくゆかず
そのFOMCでは市場予想通り金利が引き下げられました。
しかし、金利据え置きに票を投じた人が2人と前回10月と比べ1人増えていることや、公表された金利見通しでは2026年と27年の利下げはそれぞれ1回程度であったことが明らかとなりました。
個人的にはドル円に上昇余地があると見て、11日終盤に156.08円でドル円を買ってみたものの、12日の東京市場で155.70円の損切りがあえなく成立。
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が雇用に慎重姿勢を示した事や、FOMCで短期国債の購入を決定したことが、ドル円の重しとなったもようです。
ドル円は11日のNY時間に一時154円台に下落しています。
さてここから先ですが、執筆時点では21日線の傾きもほぼ横ばいとなっており、売り目線で見たほうが良いかもしれません。
現在保有ポジション(執筆時点)
なし



