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2連続でストップアウトとなる悲しみ
7月末は日本・米国・欧州の中央銀行(BOJ・FRB・ECB)の金融政策を決める会合が相次ぐ、いわゆる「中銀ウイーク」。特に重要な米連邦公開市場委員会(FOMC)では市場予想通り0.25%の利上げでしたが、その後のパウエルFRB議長の会見で「将来の利上げについてはデータを重視したアプローチをとる」「9月利上げはデータ次第」「今後も会議ごとに決定を下していく」との発言が。市場では「米利上げサイクルが終了する」との観測が高まり、米金利低下とドル安が進みました。
これを受けて、先月7月28日にとったポジションは「ドル円10ロット売り@140.757円」でしたが、なんと週明け31日にはストップロスの水準である「142円」に到達。あえなく、ストップアウトとなりました。
ドル円の4時間足チャート
*Trading Viewより
ドル円はその後もぐんぐんと上昇し、8月3日の東京市場では一時143.89円(その時点では1カ月ぶりの高値)まで上昇。日銀が臨時の国債買い入れオペ(公開市場操作)を実施し、国内金利の大幅な上昇を抑える姿勢を示したことで、“円売り”が強まりました。
ただ、格付け会社フィッチ・レーティングスによる米国債の格下げなどもあり、この時点でもドル円は下がるとの考えから再度ドル円を@142.965円で8ロット売り。逆指値注文は政府・日銀による介入警戒ラインと言われていた「145円」の少し上、さらには直近高値であった6月30日の高値145.07円より少し上、ということで「145.10円」に設定していました。
4日の7月米雇用統計では非農業部門雇用者数が予想を下回り、翌週7日の東京市場では141.52円まで値を下げる場面もありましたが、そのあとは再び上昇基調に・・・。11日には145.00円にワンタッチし、翌14日の東京市場では6月30日の高値145.07円を上抜けて断続的にストップロス注文を誘発(私のストップロス注文含め)。その後も上昇は続き、今週17日には146.56円と昨年11月以来約9カ月ぶりの高値を更新しています。
資産(証拠金)が短期間で30%超減る悲しみ
1度目にドル円をショートした7月28日から1カ月も経たないうちに、100万円あった証拠金はなんと68万円まで減少。1度目の取引で140.757円⇒142円ストップアウトで12.5万円ほど、2度目の取引で142.965円⇒145.10円ストップアウトで17万円ほど、加えてスワップ支払いが2万円程度でしょうか。
*IG証券より
私は「1カ月弱で資産を30%超失いました」
文字にすると心理的ダメージが大きいですね・・・
反省点としては「トレンドの見極めを誤った」ことは当然ですが、一番は「ポジションサイズ(ロット)が大きかった」ことのように感じます。その次が「ポジションメイクするタイミングが雑だった」ことでしょうか。今後はこれらの反省点を踏まえて、トレードしていくべきですね・・・。
ここから復活できるのか!?
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