日々是売買~トレードへの道

第6回「日経平均をロング トレンドは友達(Trend is your friend)」

当コラムでは「IG証券」のデモ口座で株価指数・FX・コモディティなどをトレードし、売買のタイミングや結果などを公開。証拠金は各100万円スタート。「IG証券」は「FX口座」「株価指数口座」「商品口座」「個別株口座」「債券先物口座」「その他口座」と多様な資産クラスがワンストップで提供されています。

 

 


日経平均、目先強いモメンタムに期待

 

日経平均6月に3万3700円台まで買われ、バブル後の最高値を更新。1990年3月以来33年ぶりの高値水準となっていますが、節目の3万4000円には届かず。その後はじりじりと上値を切り下げる展開となり、8月中旬には3万1200円台まで下押しする場面がありましたが、この下げは急ピッチで上昇してきた反動。あくまでもポジション調整の域を出ず、そこからは再び強含む展開となっています。

 

テクニカル的には、昨日8月31日時点で4日続伸。25日移動平均線(32260円)上で陽線を形成しており、8月14日につけた取引時間中の戻り高値(32613円)を上回って終えています。

RSI(9日)は73.4%に上昇し、70%超の過熱圏に入っており、目先の強いモメンタムに期待したいとの声も聞かれています。

5日移動平均線(32194円)や10日移動平均線(32014円)、25日移動平均線、75日移動平均線(32287円)などが近い水準に集中しており、株価のボラティリティが高まりやすい局面でもあります。


日経平均の日足チャート 

*Trading Viewより



 

日経平均先物、3万2185円でロング

 

今週に入り、株価指数口座にて日経平均先物を3万2185円でロング(1ロット)しました。「Trend is your friend」(トレンドはあなたの友達)という相場の格言を信じて、このビッグウェーブに乗っていきたいところ。トレンドに乗って利益を得ると言うのはトレードの基本ですしね。


*IG証券より 

 



日経平均「4万円」は通過点との声もあるが!?

 

三井住友DSアセットマネジメントのチーフグローバルストラテジストである白木久史氏はレポートで「日経平均4万円という水準は、短期的な『逆張り』を行う投資家にとって、心理的な抵抗線となる可能性があるものの、デフレ脱却により今後の日本株が、勝ち組が主導する長期の上昇トレンドを形成するならば、単なる『通過点に過ぎない』と考えるのがむしろ自然。日本株は今年度、来年度ともに堅調な推移が続き、来年度中には4万円を更新すると想定している」と指摘しています。

 

「長くデフレに苦しんできた日本株は、想定外のインフレにより図らずも始まった『超金融緩和』と『デフレ脱却』により、長期的な上昇トレンドを形成する可能性がある。そして、デフレ脱却後の日本株式市場における有効な運用手法は、ガラパゴスともいうべき『短期の逆張り投資』ではなく、世界標準の『長期の順張り投資』へと転換する可能性がある」と加えています。

 

 

 

【免責事項・注意事項】

 

本コラムは個人的見解であり、あくまで情報提供を目的としたものです。いかなる商品についても売買の勧誘・推奨を目的としたものではありません。また、コラム中のいかなる内容も将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。最終的な投資決定はお客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。

 

この連載の一覧
第37回「政府・日銀、投機筋との攻防は長期化の可能性」
第35回「個人投資家の円買いvs投機筋の円売り」
第34回「介入期待もあってユーロ円のショートは維持」
第33回「久々のリスク・オフのムード 株安・原油急騰・円高」
第32回「ドル円、嵐の前の静けさか? 今週の値幅は1円未満」
第31回「中銀ウィークを無事通過!? ドル高・円安を期待」
第30回「ドル円ロングは維持、ストップは付かずに切り返す」
第29回「ドル円、上値重く 日銀の政策修正観測高まる」
第28回「【祝】日経平均株価、史上最高値 ドル円もそろそろ」
第27回「日経平均株価、史上最高値まであと少し」
第26回「ドル円、上値試すか 昨年11月の151円台も視野」
第25回「注目のFOMCタカ派寄りもドルは下落」
第24回「ドルと円、それぞれの買い要因が綱引き」
第23回「ドル円ショートは損切り 円安とドル高のダブルパンチで」
第22回「ドル円、1カ月ぶり146円台 追加でショート」
第21回「ドル円、年始の悪夢 1月3日のフラッシュクラッシュ」
第20回「ドル円、売りシグナル点灯 さらなる下落に期待」
第19回「ドル円、140円割れが視野に」
第18回「米債ロングは利食い FRB議長発言を前にポジションはなし」
第17回「米長期金利、2カ月ぶり低水準 上昇リスクにはなお注意」
第16回「米国債のロングポジション、含み益が拡大」
第15回「米国債のロングポジション、含み損から含み益に」
第14回「米10年債利回り、16年ぶりに『5%』を突破」
第13回「米国債、下落止まらず 利回りは2007年7月以来の高水準」
第12回「初めての米国債(CFD)買い、そろそろ底打ちかと思ったら・・・」
第11回「下手な難平(なんぴん)、素寒貧(すかんぴん)」
第10回「日経ロングはキープもリスク高い週末 米政府機関の閉鎖はほぼ確実に」
第9回「日経225ロング、含みゾーン(損)に突入!」
第8回「日経平均、レジスタンス突破でいよいよ3万4000円台乗せか!?」
第7回「日経平均、9連騰ならず テクニカル的には・・・」
第6回「日経平均をロング トレンドは友達(Trend is your friend)」
第5回「重要イベント通過もポジション取れず・・・相場は乱高下」
第4回「朝起きたらポジションが全てなくなっているという悲しみ」
第3回「ドル円、ストップロス水準に接近 祝日のため円安けん制発言も期待できず」
第2回「前週のドル円ショートはあえなくストップ 懲りずに再in」
第1回「ドル円、乱高下のあと何故か全戻し 戻りは叩く」

為替情報部 アナリスト

中村 知博

鹿児島出身。2007年国際金融情報サービス会社に入社。 外国為替取引会社・金融機関への24時間リアルタイム金融情報サービスの為替記者として従事。市場動向や見通しなどを解説する動画サービスの業務も経験。 2017年にDZHフィナンシャルリサーチに入社。

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