「イチオシ」内ではテクニカル分析を始めとしたトレードのアイディアを主に書いていますが、本コラムではその中で書けなかったことや、その後の振り返りなどに触れてゆきます。たまには番外編もあります。
さて、今回はドル円です。
前回も少し書きましたが、ビッグイベントが発生した場合は、相場が動いてからエントリーしても間に合うことを書きました。
今回は一度は振り落とされたのですが、それでも材料の大きさを鑑み、めげずにトレードしてみました。
皆様の参考になれば幸いです。
初動は振り落とされる
速ですが、10月6日にこう書きました。
週末の自民総裁選を通過し、「高市トレード」で湧き上がっているので、ドル円を現在レート150.14円で買い。損切りは欧州時間の安値のやや下149.80円。
強い円売り材料が出ていた時でしたので、円安がさらに進むと判断して買ってみました。
ただ、ストップが浅かったのか、その後149.70円台まで下押すタイミングで成立してしまい、残念ながらカットとなってしまいました。
(以下の図の「1回目」にあたります)
※Trading Viewより
まだ上があると思い、買い直す
今回は底値圏みたいなところでカットとなってしまいました。
通常は手を出さないのですが、市場が株高・円安の「高市トレード゙」で沸いていることもあり、もう一度だけトライすることにしました。
ただ、直前でマイナスとなってしまい、運気的には微妙な気もしましたので、多少下げたら買い増す気持ちで分散しました。
7日にこう書きました。
昨日のドル円150.14円は149.80円のストップ成立で悔しい思いに。掲題にあるが買いづらい所ではあるので、現在レート150.82円のほか、150.40円や149.90円で少量ずつ買い下がり。損切りは昨日NY時間の安値のやや下149.65円。
その後は・・・
7日に成行買いをした後は、大して下押しもせず上昇しました。
ところどころでストップ水準を微調整しながら上昇を追いかけていたので、結局、9日の下押しで152.35円のストップが成立して利益確定でクローズに。
今回は少量しか持ってなかったので、153円台で部分利確ができなかったのは残念ですが致し方ありません。
(上図の「2回目」にあたります)
とはいえ、わかりやすい材料が出ていたこともあり、今回は利益を残すことができました。
大きなイベントの時は、しばらく市場が沸き立つ場合があり、出てから動いても十分間に合うことが証明できたのではないかと思います。
現在保有ポジション(執筆時点)
ユーロドル売り少量 1.1587ドル、1.1611ドル、1.1651ドル