「イチオシ」内ではテクニカル分析を始めとしたトレードのアイディアを主に書いていますが、本コラムではその中で書けなかったことや、その後の振り返りなどに触れてゆきます。たまには番外編もあります。
さて、今回もポンドドルです。
前回は損切りとなりましたが、ファンダメンタルズ面からは変更はなく、引き続きポンドは重いと判断。
テクニカル面でも21日線に頭を押さえられていることも合わせ、再度ポンドドルを売ることにしました。
皆様の参考になれば幸いです。
材料・チャート共に下向きに見えた
早速ですが、17日にこう書きました。(一部抜粋)
前週のポンドドルは21日線を前に上値重かったので、現在レート1.3172ドルで売り。利確候補は1.29ドル台前半、損切りは21日線のやや上1.3220ドル。
冒頭でもふれたとおり、上旬にポンドドルを損切りした(その時の記事はこちら)のですが、その後の戻りが線の向きが下向きとなっている21日線を前に上値が重くなるのを見て、再度売り直そうと考えました。
材料面でも、26日頃にリーブス英財務相が予算案を発表する予定ですが、当初の所得税の増税を撤回せざるを得なくなったことで、財源をどうするか不透明感が漂っています。もし政局不安になればポンド売りが強まる事が予想されます。
ポンド一人負けの状態ならば、ポンドドルのみならず、他の通貨ペアでもポンド売りをしてゆく手もあります。ただ、ポンド円に関しては円売りの影響が大きかったのであえて手を出さず、こちらは売らずに静観。余裕があればユーロポンドの買い(ポンド売り)も面白そうでしたが、今回は対ドルのみにしました。

※Trading Viewより
なお、20日にはこのように書きました。(一部抜粋)
ポンドドルの1.3172ドル売り、ストップを低下した21日線1.3166ドルに調整。利確候補は1.29ドル台前半で変わらず。もし1.30ドルを下抜けて終わるようならば売り増しも一案か。
もし売り増しするようなことがあれば、当初の利確目標よりも下値は深くなることも予想されますので、利確候補は改めて見直したい(下向きの流れが出ているのであればついてゆきたい)と思います。
今回は現在進行中となりますので、利益確定か損切りか、ポジションクローズにした際に改めて触れたいと思います。
現在保有ポジション(執筆時点)
ポンドドル売り 1.3172ドル



