「イチオシ」内ではテクニカル分析を始めとしたトレードのアイディアを主に書いていますが、本コラムではその中で書けなかったことや、その後の振り返りなどに触れてゆきます。たまには番外編もあります。
さて、今回もドル円です。
前回、自民総裁選での「高市トレード」で挑みました。
今回は、首相指名選挙です。
市場が「高市トレード」というネタで動いている場合、その熱狂から覚めたらどうなるか?はあらかじめ想定しておく必要がありますが、材料で動いているだけに値ごろ感で安易に逆張りするのは避けたい局面でもあります。
皆様の参考になれば幸いです。
週末は手が出なかったが仕方ない
早速ですが、10月17日にこう書きました。(一部抜粋)
ドル円は基準線149.38円が支えとなるなら来週買い目線で考える。今のところは落ちたナイフにしか見えないので買い急がないようにする。
ちょうど欧州序盤で下落していたところであり、結果的には基準線でぴたっと下げ止まったとはいえ、下げている途中に手を出すのはなかなかなリスクです。
個人的には「背負いきれないリスクは取らない」という方針でもありますので、今回は見送りました。
ただ、これはその人による部分も大きく、「●円をバックに買い下がる」という手法もあるかと思います。
選挙は翌週のため、週末があることを含めてリスクを取れるなら、それも一案だと思います。
週が明けたので動き出す
週明けの21日にこう書きました。
ドル円、高市総理誕生が濃厚のため、損切りは150.20円で現在レート150.76円で買い。誕生時の材料出尽くしに備え、ストップは誕生時のレートから50銭下でのトレイリングストップへの変更も一案か。ユーロドル1.1712ドル買いは1.1643ドルのストップ成立で様子見。
無事週末リスクを通過したこともあり、週初から買いで入りました。
個人的には、総裁誕生での材料出尽くし感でいったん利益確定売りが出るかな?と見て、総理誕生直後にトレイリングストップに変更することにしました。
※Trading Viewより
その後は・・・
総理誕生後に151.61円まで上昇したため、その時ストップは50銭下の151.11円に移動して様子見となりました。
その後、151.11円でストップが成立してクローズ。
ストップ成立後に152円台に乗せる場面が見られるなど、腑に落ちない部分もありました。
しかしながら、結果として利益は残すことができたので、トータルではOKかなと思います。
現在保有ポジション(執筆時点)
豪ドル円買い 98.57円
NZドル円買い 87.22円