「イチオシ」内ではテクニカル分析を始めとしたトレードのアイディアを主に書いていますが、本コラムではその中で書けなかったことや、その後の振り返りなどに触れてゆきます。たまには番外編もあります。
さて、今回はポンドドルです。
エントリーは良かったと思うのですが、決済がうまくゆかず、結果としてマイナスになりました。
トレードを振り返りたいと思います。
皆様の参考になれば幸いです。
材料・チャート共に下向きに見えた
早速ですが、6日にこう書きました。(一部加筆)
本日の英中銀(BOE)の金融政策委員会(MPC)、市場予想は据え置きだが次の一手は利下げと見られていることや、英財政懸念もあり、ポンドは売りやすいと見る。ポンドドルを現在レート1.3062ドルで売り。1.3090ドルや1.3120ドルでも少量売り増し。前日高値のやや上1.3150ドルで損切り。
ポンド売りの材料が出ていることや、日足チャートでも下落中であったことから、ポンドドルの1.30ドル割れを期待して売り目線で入ることにしました。
その後、BOE理事会直後に下押したものの限定的となり、戻り高値を意識した指値が軒並み成立しました。
しかも、その後は戻り歩調が続くと、10日には1.3150ドルのストップが成立してしまいました。

※Trading Viewより
何がいけなかったのか?
今回、BOEの次の一手を見据えての売りでしたが、6日のMPCの際は下押すも一時的となり、その後は買い戻しが優勢となりました。
以下、その時の値動きです。

※Trading Viewより
ずっと相場を見ていれたら違ったのかもしれませんが、この日はストップだけおいてPCの前から離れていました。
一時的な下押し後に再び上昇したことを知ったのは、しばらく後であったので、素早く損切りすることはできませんでした。
また、翌7日に下押す場面はありましたが1.3095ドルまでと、保有ポジションの平均コスト1.3084ドルよりも上のため、決裁すると損失確定になってしまうこともあり、ストップをバックに粘る方針となりました。
相場に常に張り付いては入れない点や、その日の安値を見切って損切りできるほどの決断力はないなど、仕方のない部分もあります。
そうした中で悔やむとすれば、ポジション量がやや多かった点でしょうか。
今回は
1.3062ドル×2万ドル
1.3090ドル×1万ドル
1.3120ドル×1万ドル
と、合計4万ドルでの売買でした。
ストップ成立時の損失は想定内でしたので問題ないですが、小さくはなかった点を踏まえると、ポジションサイズは調整の余地があったのかもしれません。
例えば、最初の1.3062ドルを1万ドルにしてもよかったのかもしれません。
現在保有ポジション(執筆時点)
ドル円買い少量 154.13円
豪ドル円買い 100.74円



