日用品の株主優待は、実用性の高い商品を受け取ることができますので個人投資家から人気があります。
ライオン株式会社は自社製品詰め合わせ、日本製紙株式会社はティッシュペーパーやトイレットペーパーなどの家庭用品、日清食品ホールディングス株式会社は即席麺などの自社グループ製品、株式会社ヤマダホールディングスは買物優待券を株主優待として進呈しています。
今回は、「株主優待で日用品がもらえる銘柄」4つを紹介していきます。
株主優待で日用品が贈呈される銘柄4選
ライオン
日本製紙
日清食品
ヤマダホールディングス
1.ライオン株式会社
ライオン株式会社は、1891年(明治24年)創業の老舗の日用消費財メーカーです。
歯磨き粉「クリニカ」や洗剤「トップ」医薬品「バファリン」など、日用品・医薬品の製造販売を手がけています。
ライオンの株主優待は12月末日が権利確定日で、100株以上を保有する株主に対して年1回、自社製品の詰め合わせが贈呈されます。

※2025年12月末日を基準日とする株主優待から、継続保有期間の条件が新設
2024年度の優待品(1,000円相当)は、歯磨き粉、歯ブラシ、マウスウオッシュ、衣料用洗剤の詰め合わせでした。
同社は2025年12月末日を基準日とする株主優待から、継続保有期間1年以上という条件を設けました。
ライオンは、原則として減配をせず配当の維持・増配を行う「累進配当」を基本とし、連結配当性向30%を目安に、増配を実現するなど株主還元に積極的な企業として知られています。
直近5年間の株価の推移も見ていきましょう。

2.日本製紙
日本製紙株式会社は、印刷用紙・包装用紙などの紙製品、木材を利用したケミカル製品・エネルギー事業などを展開し、東京証券取引所プライム市場に上場しています。
日本製紙の株主優待は3月末が権利確定日で、100株以上を1年以上継続保有する株主が対象です。保有株式数にかかわらず、一律で家庭用品の詰め合わせが贈呈されています。


3.日清食品
日清食品ホールディングス株式会社は、「カップヌードル」や「チキンラーメン」「どん兵衛」などの即席麺を始め、チルド食品や冷凍食品、お菓子などを製造・販売する食品メーカーです。海外展開も積極的に進めるグローバル企業として、期待されています。
日清食品の株主優待は3月末日と9月末日が権利確定日で、保有株式数に応じた優待品が贈呈されます。
株主優待は以下の通りです。

2025年の優待品には、カップヌードル、どん兵衛、チキンラーメン、日清焼そばU.F.O.などの人気商品があります。
2024年夏の株主優待から、優待品の受け取りには申し込みが必要となりました。

4.ヤマダホールディングス
株式会社ヤマダホールディングスは、家電量販店「ヤマダデンキ」を中核とする持株会社で、家電販売を中心に、住宅事業や金融事業も展開しています。
ヤマダホールディングスの株主優待は年2回、以下の通り実施されます。

※利用条件① 1回のお買上げ金額(1枚の伝票またはレシート)が、税込合計金額1,000円以上につき1,000円ごとに、1枚(500円)の優待券が利用可能
②1回のお買物での利用枚数は、表面に記載の有効期限内「最大50枚」まで
買物優待券は、全国のヤマダデンキ店舗(一部のFC店舗などを除く)およびIDC OTSUKA業態店舗で利用可能です。ヤマダウェブコム、ヤマダモールなどのインターネット販売、修理代金・工事代金・レストランなどでは利用できませんのでご注意ください。
日用品や家電製品を始め、おもちゃやスマートフォン、関連製品などの購入にも使用できますので用途の幅が広い優待と言えるでしょう。

※上記は「優待銘柄」の紹介であり、購入を推奨するものではありません。企業や財務の分析は筆者個人の見解に基づくものであり、筆者が所属する組織・団体の公式見解ではありません。
株主優待品は変更になる可能性があります。
まとめ
株主優待で日用品がもらえる銘柄を紹介しました。
株式投資では、優待のみを目的とする行為は推奨できません。
企業の業績や財務の状況、将来性、自身のリスク許容度やポートフォリオなどを考慮し利益を得ることも目的に、総合的な観点から判断しましょう。

