「イチオシ」内ではテクニカル分析を始めとしたトレードのアイディアを主に書いていますが、本コラムではその中で書けなかったことや、その後の振り返りなどに触れてゆきます。たまには番外編もあります。
さて、今回もポンドドルです。
前回まではポンドドルは下方向で見ていたのですが、今週に入り下値を切り上がる動きになるのを見て、「もしかして?」と思うようになりました。
そうした中で右往左往した記録です。
皆様の参考になれば幸いです。
当初は下方向で見ていた
今回は、前回の続きからスタートします(前回記事はこちら)。
前回記事をご覧いただいてから見ていただくとより理解しやすいと思います。
当初ポンドドルは1.30ドルを割り込んで下値を広げる方向で見ていました。
とはいえ、相場に不測の事態はつきものなので、売りポジションに対するストップは調整しつつ、足が出ないようにして様子を見ていました。
20日に1.3038ドルまで下押すも、1.30ドルの大台を前に下げ渋ったのを始め、翌21日の下値も1.3039ドルに留まるなど、どうも底堅い印象に。
そうこうしている内に相場はじり高で推移すると、25日に1.3135ドルまで下げていたストップが成立して、売りポジションはクローズ。
この時、もしかしたら下押しの流れが変わったかも?と思いました。
ただ、材料は何かわからなったので、反発基調に持ち込めるかは懐疑的に見ていました。

※Trading Viewより
Wボトム、あらわる!?
ストップ成立後にチャートをながめていると、
① 4・5日安値の1.3010ドル
② 13日高値1.3216ドル
③ 20日安値1.3038ドル
と、③は①を割り込むことなく切り返しており、②を上抜けるときれいにWボトムとなります。
しかも、1.32ドル台前半にはボリンジャーバンド+2σが位置しており、スクイーズからエクスパンションに移ろうとしていたところであることも、買い目線に切り替えようと思った点です。

※Trading Viewより
テクニカル面でWボトム形成とボリンジャーバンドのエクスパンションという材料が出ており、買いシグナルを出していたように見えました。
材料面でも26日の英予算案にて財政余力の拡大が示されたというポンド買い材料も出てきたことも、買いたい気持ちを後押ししました。

※Trading Viewより
ただ、日足・一目均衡表では三役逆転が点灯中ということもあり、上昇したは一時的ということも考えらますので、とりあえずストップを基準線(27日朝時点では1.3190ドル)や転換線(同、1.3141ドル)にセットして様子を見たいと思います。
現在保有ポジション(執筆時点)
ポンドドル買い 1.3230ドル



