先週末の日経平均は大幅続落
先週末の日経平均は大幅続落となり、2,694円安の64,141円で取引を終えました。米国株安を受けて寄り付きから400円を超える下落。米国同様に日本でもAI関連の多くが大幅安となり、下値模索を通じて一時は75日移動平均線(63,619円 7/17)を下回り、6/11の取引期間中の安値(62,335円)に迫る場面がありました。
東証プライム市場の売買代金は概算で10兆9200億円。値上がり銘柄数449に対し、値下がり1081銘柄と、値下がりが優位の展開でした。業種別では、海運、医薬品、水産・農林などが上昇した一方、非鉄金属、金属製品、電気機器などが下落しました。
個別では、キオクシアホールディングス(285A)がストップ安。アドバンテスト(6857)やSCREEN(7735)など半導体株が軒並み大幅安となりました。電子部品でも太陽誘電(6976)が2ケタの下落率。株価急落で野村HD(8604)や大和証券G(8601)など証券株の下げが大きくなりました。
一方、ゲーム株が逆行高となり、任天堂(7974)、コナミグループ(9766)、スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)などが大幅上昇。日経新聞で東欧進出観測が報じられたセブン&アイ(3382)が大幅上昇。イオン(8267)、ニトリHD(9843)、マツキヨココカラ&カンパニー(3088)など小売株の動きの良さが目立ちました。
週足でみるマツキヨココカラ&カンパニーの株価推移
図表は、マツキヨココカラ&カンパニー(3088)の2023年7月後半からの週足ローソク足に加え、13週・26週・52週移動平均線です。
下位は、売られ過ぎや買われ過ぎなどをみるオシレータ系指標で代表的な相対力指数のRSI(9週ベース)の推移です。

大局的には、2023年8月高値(3,193.6円)からの下落相場、2024年11月安値(2,022円)からの上昇相場、2025年8月高値(3,393円)からの下落相場が確認できます。
現在は5月の年初来安値(2,171.5円)からの反発局面ですが、次の大きな上昇相場につながるかが焦点といえるでしょう。
いくつかの兆候はみられます。年初来安値は前回の上昇相場が始まる前のもみ合い水準であり、底値圏として意識されやすいことです。
また、反発局面では週足ローソク足は連続して陽線を形成していることが確認できます。これは売り方よりも買い方が完全に優位な状況まで下落したことを示唆しており、酒田五法における「赤三兵」や一目均衡表における「五陽連」などとして底入れ判断のシグナルとすることができます。
さらには、株価が2025年8月高値(3,393円)からその後の戻り高値を通る右下がりの抵抗線を上回ってきたことが確認できます。トレンドライン分析では買いシグナルと判断することができそうです。
13週移動平均線に続いて、先週は終値で26週移動平均線を上回りました。次に13週移動平均線が26週移動平均線を下から上回ることができれば、ゴールデンクロスの買いシグナルの点灯となります。
一方、RSI(9週ベース)は一気に買われ過ぎの水準まで上昇しました。ただ、オシレータ系指標は2025年4月の時のように、買われ過ぎの水準まで上昇した後に大きなトレンドに入っていくことがよくあるため、今回も注目の動きが生じたことになります。
52週移動平均線が依然として下落基調にあるため、大きな上昇相場になっていくかどうかの判断はまだできないですが、上値がどこまで伸びるかを予測する局面といえるでしょう。
一般的には、2025年8月高値(3,393円)からの下落幅に対する50%戻し(半値戻し)の2,782円前後や、下落幅に対する61.8%戻しの2,926円前後などが上値メドとして考えることができそうです。



