特定の銘柄の値動きを1カ月間追いかけてみる「あの銘柄を買ってみた!」
今回は2023年6月に取り上げたRIZAPグループ(2928)の値動きを振り返ります。
1カ月後の株価は上昇
7月6日の株価は164円でした。
6月6日の株価は160円でしたので、この1カ月では4円(+2.5%)の上昇。100株だと1万6000円が1万6400円となり、400円のプラス(手数料・税金は考慮せず)となりました。
7月に入って基調が上向きに
それでは、この間の値動きを見ていきましょう。
6月は低空飛行が続きました。一方で下値も堅く、大きく崩れることもありませんでした。そして、7月に入ってくると動きが出てきました。4日に1日で10円高(+6.3%)と大きく上昇してこの日に170円台に乗せると、以降は乱高下しながらも水準を切り上げています。6日は4日の大幅高の反動で大きく下げた日になりましたが、その後、10日にも1日で7円(+4.2%)上昇しており、基調に変化が見られます。
4月の安値が154円で、そこから大きく上昇した後、5月中旬以降は急落しました。ただ、4月の安値近辺で売りが一巡した格好となりましたので、下げ止まり感が出てきました。こういった値動きの大きな銘柄は、過去の安値近辺で売り圧力が和らいで切り返すことができれば、一転して上を試しにいくこともあります。
200円どころが次のターゲットに
こちらは同じRIZAPグループの週足チャートとなります。
今年の2月には200円まで上昇して急失速。その後、上昇基調を強めましたが、5月に198円まで上昇したところで急失速しました。足元で動きが良くなってきているので、まずは200円どころを試しに行く展開が期待されます。
第1四半期決算に注目
今回、値動きを見た期間では小幅な上昇ではありましたが、チャートの形状からは一段高も期待できます。8月上旬に第1四半期(1Q)決算が出てくると思われますので、流れ的には8月に向けて200円近辺までの上昇が見られるかが注目されます。
200円どころを試す動きが見られたとしても、この近辺では戻り売りが待ち受けていると思われます。しかし、200円を超えてくるようであれば、新たなステージに突入したとの見方が強まる可能性があります。業績に関してはまだ先行投資を積極的に行っている時期ですので、1Q決算では売上収益がしっかり伸びているかどうかがポイントとなります。
200円を超えられなかった場合には、中期で150円~200円レベルのレンジ相場がしばらく続きそうでもあります。そもそも200円を試す動きが見られず、この近辺で上昇が一服する場合には、目先は上値が重くなりそうです。中長期の観点からも、ここから1~2カ月の値動きは大きく注目されます。
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